大正大学と豊島区がタッグを組み、学生が池袋の観光課題解決に挑む!
東京都豊島区にある大正大学は、地域創生学部 公共政策学科の1年生100名を対象に、豊島区文化商工部文化観光課と連携した観光課題解決プロジェクトを実施しています。
このプロジェクトのテーマは、「池袋に集まる来街者が、池袋以外の区内観光スポットに足を向けるようになる施策」の考案です。学生たちは、6月下旬から7月上旬にかけて、グループごとに区内の観光スポットを巡り、魅力や課題を実際に体感します。そして、授業を通して得た知識や経験を基に、7月25日に行われるプレゼンテーションで具体的な提案を発表します。
池袋の魅力を再発見!学生たちの挑戦
豊島区池袋は、公園、劇場、映画館、マンガ・アニメ関連施設など、多くの魅力的なスポットが集まるエリアとして知られています。しかし、池袋以外の区内観光スポットへの来街者数は少なく、魅力的な施設やイベントに対する区民の認知度も低いという課題も抱えています。
そこで、大正大学の学生たちは、この課題解決に向けて、以下の3つのポイントを意識し、積極的に活動に取り組んでいます。
1.
社会課題への当事者意識: 学生たちは、単に課題を学ぶだけでなく、社会課題に対して当事者意識を持ち、主体的に解決策を探ります。
2.
理論と実践の融合: 授業で学んだ「理論」を、実際に区内を歩き回る「実践」に活かします。学内での学びと社会との接点を繋ぐことで、より深い理解と実践力を身につけます。
3.
社会への発信: 学生たちが分析・立案した企画を社会に向けて発表する場を提供することで、学生たちの自己肯定感を高め、社会貢献への意識を高めます。
学生たちの活動は、地域活性化に繋がるか?
このプロジェクトは、大学と地域社会が連携し、学生が社会課題解決に積極的に取り組む、新しい形の学びの場を提供しています。学生たちの斬新なアイデアと熱意が、豊島区の観光振興にどのような貢献をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。
豊島区の観光振興プラン
豊島区は、「多彩な文化で賑わう誰もがときめく都市としま」というビジョンを掲げ、観光振興に取り組んでいます。2004年に策定された「豊島区観光振興プラン」は、国際的なイベント開催や国際アート・カルチャー都市の基盤整備に合わせて、2014年と2019年に改訂されました。このプランの実現に向けて、大正大学の学生たちは、地域社会の一員として、積極的に貢献していきます。
大正大学:地域社会との連携を重視した教育
大正大学は、地域社会との連携を重視した教育を行っており、地域創生学部 公共政策学科は、2020年4月に新設されました。この学科では、「座学」と「フィールドワーク」を組み合わせることで、学生たちは「課題解決法」や「解決のための調整能力」を習得します。
大学と地域社会が協力することで、学生は実践的な学びを通して、社会に貢献する人材へと成長していくことが期待されます。