株式会社ウッドフレンズの新たな挑戦
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社ウッドフレンズは、木製サッシ「WINDOW WOOD」の発展型として、アルミクラッド構造を用いた木製サッシの共同開発を不二サッシ株式会社と進めていることを発表しました。この取り組みは、両社が持つ技術を融合させることで、さらに優れた製品を市場に提供することを目的としています。
共同開発の背景
ウッドフレンズは、オリジナル木製サッシ「WINDOW WOOD」を自社開発し、多くの顧客に支持されています。しかし、よりよい製品を提供するためには、アルミクラッド構造の検討が不可欠でした。そこで、長年の経験を持つ不二サッシと手を結び、技術とノウハウを活用して新たな木製サッシを生み出すこととなりました。グループ会社の株式会社フォレストノートもプロジェクトに参加し、各社の知見を結集して製品化へと進んでいます。
アルミクラッド構造とは
新しい木製サッシは、内側が木材の風合いを生かしつつ、外側はアルミでカバーします。この構造により、木の持つ断熱性や美しさを保ちながら、耐候性を大幅に向上させることができます。結果として、塗装の手間を軽減しつつ、木製窓の特長を強化した商品開発が実現します。
商品化に向けた展望
この木製サッシは、戸建住宅にとどまらず、集合住宅への導入も視野に入れています。発売時期はまだ未定ですが、2025年度内を目指しているとのことです。商品化が実現すれば、消費者にとって大変魅力的な選択肢となるでしょう。
ウッドフレンズについて
株式会社ウッドフレンズは1982年に設立され、「より美しく」という企業理念のもと、これまでに約14,000戸の住宅を提供してきました。地域の雇用創出や持続可能な循環型経済の実現を目指し、木質資源を活用した事業展開にも力を入れています。グループ事業にはゴルフ場やホテルの運営も含まれ、一貫した製造小売体制を通じて地域社会と協力しています。
この新たな木製サッシが多くの消費者にどのように受け入れられるのか、今からその展開が非常に楽しみです。