地域での共生を目指すパン屋の挑戦
岐阜県土岐市で運営するフランチャイズパン屋「小麦の奴隷」は、発達障害を含む様々な障害を持つ方々の就労支援を目的とした取り組みを行っています。このたび、カケミチプロジェクトがC-POWERグループと業務提携を結ぶことになり、これまでの活動をさらに拡充していくことが決定しました。この提携により「おいしい明日をみんなで創る。」という合言葉のもと、障害の有無に関わらず、誰もが働きやすい環境を整えることを目指します。
提携の背景と目的
株式会社カケミチプロジェクトは、訪問看護事業を展開しながら、発達障害や精神疾患を抱える方々が社会に参加できる環境を整える必要性を感じ、パン屋の開業に至りました。この取り組みを通じて、地域に根ざした福祉の場を築き、障害者就労支援を充実させることが重要だと考えています。
地域との連携が不可欠であることを踏まえ、今回のC-POWERグループとの提携が実現しました。C-POWERグループは、福祉事業を手掛ける企業として、多様な支援を提供してきた実績があります。その知見やネットワークを活用し、障害を持つ人々が自然に働ける環境を整備していきます。
今後の展開
業務提携を受けて、具体的には以下のような取り組みが見込まれています。
- - 販路の拡大:学校や企業、病院、官公庁などへの出張販売や、地元飲食店とのコラボレーションを通じて認知度を高め、安定した雇用の創出を目指します。また、地域イベントやマルシェでの販売も積極的に行います。
- - 働く環境をより良くする:福祉支援を活用し、働き方の多様化を図るとともに、スタッフの労働環境を改善する取り組みも強化していきます。
- - 地域と福祉の融合:地域イベントへの参加を通じて、市民との交流を深めると同時に、地元企業との協力体制を築くことで地域全体の活性化を図ります。
代表のコメント
岡 琢哉(株式会社カケミチプロジェクト代表取締役)
「障害の有無に関わらず、すべての人が働きがいを感じられる場をつくることが私たちの目標です。今回の業務提携を通じて、より多くの方が社会参加できる機会を提供し、地域に貢献していきたいと考えています。」
肥田 和明(C-POWERグループ代表取締役)
「福祉の枠を超えた新たな挑戦として、パン屋という形での就労支援に共感しています。地域の皆様と共に、この取り組みをより大きなものに育てていきたいと思います。」
今後もカケミチプロジェクトとC-POWERグループは連携を深め、障害の有無にかかわらず誰もが参加できる社会の実現を目指していきます。