ゼロエミッション東京実現に向けたイノベーション促進事業:令和6年度支援対象事業者募集開始
東京都は、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロエミッション東京」の実現を目指し、都内ベンチャー・中小企業の革新的な技術開発を支援する「ゼロエミッション東京の実現等に向けたイノベーション促進事業」の令和6年度募集を開始しました。
本事業は、大企業等とのオープンイノベーションによる事業化を促進し、波及効果の高い新たなビジネス創出を目的としています。
支援対象となるのは、下記の2つのカテゴリーに分類されます。
ゼロエミッション枠:再生可能エネルギーの基幹エネルギー化、水素エネルギーの普及拡大、ゼロエミッションビルの拡大、ゼロエミッションビークルの普及促進、3Rの推進、プラスチック対策、食品ロス対策、フロン対策、適応策の強化など、「ゼロエミッション東京戦略」に資する技術開発
大学発ベンチャー・一般枠:分野を問わず、人工知能(AI)、ロボティクス、情報通信(ICT、IoT)、交通・モビリティ、エネルギー、フィンテック、農業、セーフティ、ヘルスケア・ライフサイエンス、素材・ナノテクノロジー、ものづくり、航空宇宙など革新的な製品等に関する技術開発
補助金の限度額は、ゼロエミッション枠が最大10億円(下限額3億円)、大学発ベンチャー・一般枠が最大3億円(下限額1億円)です。補助率は、それぞれ補助対象経費の3分の2以内、2分の1以内となっています。
支援対象事業者は、東京都内に本店または支店があり、事業会社等からの出資や販路・人材・ブランド等の提供を受けるベンチャー・中小企業等です。
募集期間は令和6年6月13日(木曜日)~令和6年11月22日(金曜日)です。詳細については、事業ホームページをご覧ください。
東京都は、本事業を通じて、ゼロエミッション東京の実現に向けた革新的な技術開発を促進し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。
今後、都内企業との連携を強化し、オープンイノベーションの促進を図ることで、より多くの企業が本事業に参加し、革新的な技術開発に取り組むことを期待しています。
また、本事業を通じて生まれた技術や製品が、国内外で広く普及することで、世界の持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。