青い海を未来へ!滋賀レイクスのチャレンジ
2025年1月5日(日)、プロバスケットボールチーム「滋賀レイクス」と一般社団法人海と日本プロジェクトin滋賀県がコラボし、滋賀ダイハツアリーナで「CHANGE FOR THE BLUE DAY」が開催されました。これは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクトの一環として、海洋ごみ問題への関心を高めることを目的とした特別なホームゲームです。
海洋ごみ問題の認識を広めよう
現在、世界中で深刻化している海洋ごみ問題。2050年には海洋に存在するプラスチックの量が魚の量を上回るかもしれないと言われています。このような状況を受けて、滋賀レイクスはファンや地域の人々が海洋ごみの問題を自分ごととして捉え、行動するきっかけを提供することを目的としました。
イベントの詳細
「CHANGE FOR THE BLUE DAY」では、マイボトル促進キャンペーンを実施し、来場者が手持ちのボトルを持参することでプラスチックごみ削減に貢献することができました。また、特設ブースでは海洋ごみ問題に関する情報を提供するパネル展示やアニメの上映、そして万華鏡づくりのワークショップなどが行われました。
イベントには338人がブースを訪れ、200人以上がマイボトル促進キャンペーンに参加。さらに、11人がワークショップに参加し、自らの手で海洋ごみに関するアクションを体験しました。
マイボトル促進の成功
特に注目されたのが、マイボトルを持参した方への抽選キャンペーンです。滋賀レイクスの選手サイン入りトートバッグが当たるということで、多くのファンが会場を訪れ、用意された200枚の抽選券が全て使い切られるほどの盛況ぶりでした。これにより、使用済みのプラスチックを減らす意識が高まり、参加者全員が海洋ごみへ対する意識を持つことに繋がりました。
万華鏡づくりで学びを
ワークショップでは、琵琶湖で拾われたプラスチックを使って万華鏡を作るアクティビティが行われました。この活動を通じて、参加者は楽しく創作しながら、使用されることなく自然に戻ることのないプラスチックごみがどのようにして海に流出してしまうのかを観察しました。自身で作品を手掛けることで、より身近に海の問題を感じることができたようです。
小学生による訴え
さらに、特別ゲストとして海洋ごみ問題について研究している小学生たちが登場しました。彼らは、海へ流れていくプラスチックの現状について観客に呼びかけ、「自分たちができることから始めてほしい」と力強く訴えました。会場では参加者へのアンケートも行われ、プラスチック製のペットボトルをどれくらい購入しているかのデータが集まりました。この結果は、年齢やライフスタイルによって海洋ごみ問題に対する認識は異なることを示しました。
団体の紹介
一般社団法人海と日本プロジェクトin滋賀県では、「琵琶湖と海はつながっている」という理念の下、海洋ごみの問題に取り組んでいます。ここでは、啓発イベントや調査研究を通じて、地域連携を図りながら活動を進めています。実際に滋賀レイクスと協力し、地域の声をつなぎ、意識向上を促進しています。
今後の展望
「CHANGE FOR THE BLUE」は海洋ごみ問題を国民全体で解決するためのプロジェクトです。このプロジェクトは、さまざまなセクターからの連携によって、持続可能な社会の実現を目指します。海を未来に引き継ぐためには、一人ひとりの意識改革が不可欠です。今後も滋賀レイクスと共にこの問題に真摯に取り組んでいきます。