未来の住まいを変える!新たな住宅デバイスの開発
2030年の生活を想像すると、便利さが格段に向上しています。その中心にあるのが、ロボットやドローンといった先端技術です。住宅デバイス共創機構設立準備室が進めているプロジェクトでは、これらの技術を活用した新たな住宅デバイスの開発が進められています。
ロボット床下収納の概要
「ロボット床下収納」は、床下の空間を有効利用する新しい収納システムです。従来の床下収納は荷物を自分で持ち上げる必要があり、物理的な負担がありました。しかし、このロボット技術を使えば、荷物の取り出しや収納が自動で行われ、屈むことなく楽に利用できます。その際、居住空間との間に設置された小型エレベーターが、荷物の移動をスムーズに行います。
また、床下に運ばれた荷物は、ロボット掃除機のような運搬ロボットによって整頓されるため、無駄な手間が省かれます。これにより、より快適でスマートな生活が実現されるのです。
自動配送ロボットポート
次に紹介するのが「自動配送ロボットポート」。これにより、デリバリーロボットやカーゴが届けてきた荷物を自動で受け取り、収納することが可能になります。このシステムは、宅配ボックスとしても機能し、従来の配達員による手渡しにも対応しています。ポートはエレベーターを備えており、配送荷物を室内に自動で引き入れることができます。
ロボット床下収納と連携することで、荷物が自動で床下に保管されるため、受け取りの際の手間が大幅に軽減されます。特に、配送が集中する時間帯でも安心して受け取りができるようになります。
ドローンポートエレベーター
さらに、ドローンを活用した宅配にも対応する「ドローンポートエレベーター」が開発されています。このエレベーターは、ドローンが運んできた荷物を、住居の受け取りやすい位置へ自動で移動させる機能を持っています。これにより、ドローン配送を容易にする新たな可能性が広がります。
住宅デバイスの実装に向けて
ただし、これらの住宅デバイスの実装には、住宅側の準備が欠かせません。基礎の高さを上げたり、必要なサイズの窓を設けたりする必要があります。こうした準備が誤って行われると、デバイスの実装が難しくなってしまうため、事前にしっかりとしたガイドラインを策定することが求められます。
住宅デバイス共創機構では、これらの基礎技術の開発に加え、必要な寸法や仕様を検討しています。また、これまでの知見を元にパートナーの協力を募集し、開発・認定を共同で行う活動を進めています。
今後の展望
2024年に設立される住宅デバイス共創機構は、住まいをより便利で快適なものにするために、さらなる研究と実装を進めていきます。住宅デバイスが普及すれば、生活がどれほど変わるのか、私たちはその未来を楽しみにしています。これからの動きにも注目が集まることでしょう。
詳細は公式ウェブサイト(https://www.rdcc-pre.org)や問い合わせ先にて確認できますので、ぜひご覧ください。