稲見教授、commissure就任
2023-11-30 10:10:02

東大発ベンチャーcommissureに稲見昌彦教授が就任!身体情報学の知見で直覚技術開発を加速

東大発ベンチャーcommissureに稲見昌彦教授が就任!身体情報学の知見で直覚技術開発を加速



東京大学発のスタートアップ企業、株式会社commissureが、東京大学先端科学技術研究センター教授の稲見昌彦氏をScientific Founderとして迎えたと発表しました。稲見教授は身体情報学の第一人者であり、その豊富な知見と経験を活かし、commissureの直覚技術開発を大きく前進させると期待されています。

commissureとは?



commissureは、2023年1月に設立された東京大学発のベンチャー企業です。東京大学先端科学技術研究センター稲見・門内研究室、そしてJST ERATO稲見自在化身体プロジェクトの成果を基盤に、革新的な技術開発に取り組んでいます。

彼らの研究開発の中核をなすのが、「直覚技術」です。これは、まるで自分の身体のように目的の対象を理解できる技術を目指したもので、筋肉間通信と表現される体性感覚共有システムや、独自の触覚提示手法などが含まれています。

稲見昌彦教授の役割



稲見教授は、長年にわたり人間拡張工学、エンタテインメント工学、エクスペリエンス工学といった分野で独自の研究を展開してきました。特に、人間のシステム的な理解に関する深い知見は、commissureの直覚技術開発に大きな影響を与えるでしょう。

稲見教授の就任により、commissureは研究開発体制の強化を図り、直覚技術の実用化に向けて大きく前進すると期待されます。教授のこれまでの研究成果と、commissureの技術開発が融合することで、新たなイノベーションが生まれる可能性も秘めています。

稲見教授のコメント



稲見教授は、commissureの社名に込められた「物理と情報、自己と他者、そしてアカデミアと社会との接合」という理念に共感し、今回の就任を決めたとのことです。教授は、これまでの研究成果を社会実装することに意欲的で、commissureを通じて直覚技術という革新的な技術を社会に届けることを目指しています。

教授は、他者の技術を「目で盗む」時代から、他者の状態を直接知覚しスキルを身につける「直覚」時代への転換を期待しており、様々な関係者との連携を通じてその実現に尽力していくとのことです。

稲見教授の経歴と実績



稲見教授は、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、電気通信大学、慶應義塾大学などを経て、2016年から東京大学先端科学技術研究センター教授を務めています。自在化技術、人間拡張工学、エンタテインメント工学など幅広い分野を研究し、数々の賞を受賞しています。

TIME誌の「Coolest Invention of the Year」受賞や、文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞など、その研究成果は世界的に高く評価されています。さらに、超人スポーツ協会共同代表、情報処理学会理事、日本バーチャルリアリティ学会理事など、数多くの要職を歴任しています。

未来への展望



稲見教授の就任は、commissureにとって大きな転換期となるでしょう。教授の卓越した知見と、commissureが持つ技術開発力との相乗効果により、直覚技術の更なる発展が期待されます。この技術は、様々な分野に革新をもたらし、私たちの生活を大きく変える可能性を秘めています。今後のcommissureの動向から目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社commissure
住所
東京都目黒区駒場4-6-1東京大学駒場IIキャンパス連携研究棟512号室
電話番号
03-5452-6505

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。