ウェビナー疲れの実態
2020-09-24 08:30:02
ウェビナー参加者の7割が疲れを実感する時代の到来
ウェビナー参加者の実態とその悩み
近年、ウェビナーは急速に普及し、特にコロナ禍以降、私たちの情報収集の手段として欠かせない存在になっています。ある調査によれば、2020年に入ってから約14.6%の会社員がウェビナーに参加した経験があるといいます。これは、約7人に1人の割合にあたります。
ウェビナーに参加する大学生や社会人の主な目的は、業務に役立つ情報を得たいという想いからです。最も多い理由は「業務に役立つテクニックや技術を学ぶ」で、37.9%がこの目的を挙げています。続いて多いのは「業界や世の中のトレンドを知る」(35.9%)、「製品やサービスの情報収集」(35.0%)という結果が出ています。参加者は明確な目的を持ってウェビナーに取り組んでいることがわかります。
ウェビナー参加の頻度
この調査では、ウェビナーに参加する頻度も明らかにされました。約63.2%の会社員が月に1~2回はウェビナーに参加しており、また累積すると36.8%の人は月に3回以上の頻度で参加しているそうです。この数値からも、ウェビナーがいかに参加しやすい存在になっているかが伺えます。従来のオフラインセミナーと比較して、参加しやすさが強みとなっているかもしれません。
最近では、ウェビナーに関する情報が増えてきており、その実感を持つ人は約74%にのぼるという調査結果もあります。これは、企業がテレワークからオンライン施策に移行していることの表れなのかもしれません。しかし、情報が多すぎることは選択肢を増やす一方で、競争も激化させています。様々なウェビナーが並ぶ中で、参加者に付加価値を提供することが求められます。
ウェビナー疲れ
一方で、ウェビナーに参加している人の中には約70.4%が「ウェビナー疲れ」を感じているというデータもあります。これは、毎日大量に届くウェビナー案内のメールなど、情報過多の状態にあることを示唆しています。さまざまなウェビナーの中から自分に合ったものを選ぶのが大変だと感じている人が多いようです。
調査結果では、ウェビナーのドタキャン経験がある人が多く、実際に面白くなかったために退場した人も一定数いることがわかりました。今年参加したウェビナーで役に立ったと感じた人は3割未満という結果からも、質の保証が求められる時代が来たことを示しています。
目の前にあふれるウェビナー情報の中から、本当に価値のあるものを選ぶためには、より適切な情報提供が必要です。これからのウェビナー運営者は、参加者が確実に満足できるようなコンテンツづくりが求められるでしょう。
会社情報
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ファストマーケティング
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