北海道のプロスポーツチームが結集
2025年1月20日、北海道札幌市にて開催された記者会見で、プロレーシングチーム「KOSHIDO RACING」とプロバレーボールチーム「北海道イエロースターズ」が業務提携を結びました。この提携は、異なるジャンルのスポーツチーム同士が協力することで、互いの選手やファンの交流を促進し、新たなファン層を獲得することを目的としています。
このコラボにより、両チームは季節ごとのオフシーズンにおいて互いの試合を観戦し、SNSを通じて情報を発信し合う予定です。これにより、ファンは他のスポーツに触れる機会が増え、選手同士も新たな刺激を受けることが期待されています。さらに、コラボレーションとして、KOSHIDO RACINGのレーシングカーやレーサーの衣装に、両チームのコーポレートカラーであるオレンジと黄色を採用することが決定されました。
KOSHIDO RACINGの理念
KOSHIDO RACINGは、2016年に設立され、「北海道から全国へ、そして世界へ!子供たちに希望と勇気を与えるために走り続ける」というテーマを掲げて活動しています。リアルレーシングだけでなく、2020年に立ち上げたesports部門「KOSHIDO eRACING」でも全国大会に挑む姿勢を貫いています。
代表たちの想い
KOSHIDO RACINGの代表取締役、佐藤元春氏はこの提携の根底に、子どもたちにかっこよくて美しい姿を見せることで、憧れの職業としての育成を期待しています。サーキットで観戦したファンとの出会いや交流を通して、スポーツ同士が手を組む意味を実感したとのことです。
一方、北海道イエロースターズの澤野佑介社長は、エンターテインメント性が高い今回の提携に期待を寄せています。「異なるスポーツが協力することで新たなファン層を発掘できる」と言い、特にレースとバレーボールの共通する「チームで勝つ」という理念に言及しました。
イエロースターズの躍進
「北海道イエロースターズ」は、男子プロバレーボールチームとして2023年6月に「サフィルヴァ北海道」から改名し、”We are Stars”をモットーに高みを目指しています。2023-24シーズンには圧倒的な成績を残し、クラブ史上初のV2リーグ優勝を果たしました。2024-25シーズンに向けて、さらなる挑戦が期待されます。
コラボレーションの今後
両チームは今後、レース会場でイエロースターズの選手たちをレースアンバサダーとして起用し、KOSHIDO RACINGの女性レーサーと共に活躍してもらう計画もあります。また、北海道内外での普及活動を通じて、スポーツ文化の発展を図る姿勢が強調されています。
この新たな試みが成功を収めることで、北海道のスポーツが全国、ひいては世界に広がることが期待されています。プロスポーツが持つ魅力が、さらに多くの人々に伝わることを願っています。