三和エンジニアリングが挑戦する新たな採用基準「播磨Quiz選考」

三和エンジニアリング株式会社が今月より開始した「播磨Quiz選考」は、エンジニアリング業界に新風を巻き起こす取り組みとして注目されています。この選考方法は、学生たちが持つ潜在的な好奇心や関心を測るためのもので、合格者にはエントリーシートや一次面接が免除されるという特典が設けられています。

この選考の背景には、「課題解決能力の根源は、好奇心にある」という信念があります。工学の世界では、専門知識だけでなく未知の課題に対する探求心が求められます。この好奇心をエンジニアにとっての成長の重要な素養とし、三和エンジニアリングはこの思いを基に、10月から「播磨Quiz選考」をスタートしました。

播磨Quiz選考の概要

「播磨Quiz選考」では、播磨・明石地域に関連する30問のクイズが出題されます。これらのクイズは歴史、文化、産業、地理など、広範な分野にわたり、単に知識を量るだけではなく、制限時間内に情報を検索し、正解を導き出す能力も評価されます。このような選考方法は、学生にとって単なる知識の披露ではなく、情報収集力や分析能力を試す機会となります。

企画名は「設計職志望限定 1次面接いきなり突破！播磨Quiz30問チャレンジ！」で、対象者は2027年卒業の大学生や大学院生、高専生、短大生、専門学校生、そして第二新卒者です。参加者は全30問中3問だけに回答する「お試しバージョン」に挑戦することができ、この試みにより、より多くの学生が気軽に参加できる環境が整っています。

お試しバージョンの背景

「お試しバージョン」が設けられた理由は、SNSを通じて寄せられた「初めから30問に挑戦するのはハードルが高い」との声に応える形で生まれました。忙しい学生生活の中で、気軽に参加できる形にすることで、より多くの学生が興味を持ち、挑戦するきっかけを提供する狙いがあります。これにより、学生の多様な才能が発掘されることが期待されています。

企業としての展望

三和エンジニアリングは、地域社会に根ざした企業としての自覚を持ち、播磨・明石地域とともに成長していく理念を掲げています。この新たな採用選考を通じて、才能ある若者たちとの出会いを期待し、地域の未来を担うエンジニアの発掘に積極的に取り組む姿勢を示しています。環境分野や半導体分野での発展が見込まれる中、同社は「NEXT STAGE！」をスローガンに、中堅企業への成長を目指し続けます。若手人材の採用と育成に注力するとともに、新しい組織づくりを進めている三和エンジニアリング。この試みが、未来の製造業に貢献する人材を生み出すことにつながることを願っています。