古民家再生プロジェクト『瀬ノ音のりずむ』がグッドデザイン賞を受賞!
最近、株式会社ジューワーは空き家再生を契機とした地域活性化の試み「瀬ノ音のりずむ」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表しました。この素晴らしいプロジェクトは、滋賀県甲賀市の「瀬ノ音」地区にある築150年の古民家を再生した地域体験型の宿泊施設です。さらに、建築家・岩月美穂氏が選出した「私の選んだ一品」にも選ばれ、その価値がますます高まりました。
プロジェクト「瀬ノ音のりずむ」とは?
「瀬ノ音のりずむ」は、かつて地域の人々が集まり、人生の節目を共に営んできた“心の拠り所”としての古民家を生かした宿泊施設です。再生するにあたり、伝統的な間取りや材料を活かしつつ、現代人の快適さに寄り添った居住空間が特徴です。
居間部分は、田んぼの「田」の字をイメージした仕切り構造としており、家族やグループでの利用に最適です。また、障子を開けると広がる24畳の大広間では、親しい人々と過ごす穏やかな時間が保証されます。旅のスタイルに合わせた、現代と古の調和した空間が「瀬ノ音のりずむ」の大きな魅力の一つです。
地域と共に育むことを目指して
ジューワーは「日本を楽しみ直す」というミッションの下、これまで地域を舞台にした体験型のイベントや旅行を運営してきました。その過程で、空き家や耕作放棄地が増加する現実に直面し、それを解決するための自らのアプローチを模索していました。「瀬ノ音のりずむ」プロジェクトは、そのような地域の課題に寄り添う形でスタートしました。
現在、施設はプレオープン中であり、地域住民との協力を大切にしている点が特長です。地域の農家と連携した「瀬ノ音米」のプロデュースや、移住希望者向けの地域体験ツアーなど、地域の特性を生かした活動を進めています。さらに、宿泊者だけでなく、地域住民の集まりの場としても利用が広がっています。
持続可能な未来につながる「つながり発信」
今回の受賞は、単なるデザイン評価に留まらず、地域との信頼関係を通じたつながりの広がりを意味します。ジューワーは、このプロジェクトを「地域とともに育つ準備期間」と位置づけ、減少する農村部の活性化に貢献することを目指しています。
審査委員の推薦コメント
建築家・岩月美穂氏は、このプロジェクトの魅力について「過疎化が進む中、地域の空き家利用を図り、体験型宿泊交流拠点として再生された点が評価されました。地域資源を最大限に活かす取り組みは、地域の発展に寄与することでしょう」と述べています。
ジューワーの今後の展望
代表取締役の藤本博一氏は、「このプロジェクトを通じて地域の人々が自らの土地に誇りを持ち、訪れる人々が心を整える時間を持つことができる循環を作りたい」と語っています。今後も、尽力しながら日本の風景や文化を楽しむ機会を提供していく方針です。
トータルで、このプロジェクトは地域の潜在能力を引き出し、持続可能な未来に向けた新たな一歩を踏み出していることでしょう。
お問い合わせ
「瀬ノ音のりずむ」に関する予約やお問い合わせは、公式Instagram(
@senone_no_rhythm)またはメールにてお受けしております。
公式ウェブサイト:
株式会社ジューワー