コロナウイルス研究
2021-09-03 10:00:07

新型コロナウイルス不活化に関する研究が学術誌に掲載!

新型コロナウイルス不活化における弱酸性次亜塩素酸の効果



最近、英応用微生物学会誌において、COVID-19に関する重要な研究が発表されました。著者にN. Hatanaka氏、M. Yasugi氏、T. Sato氏、M. Mukamoto氏、S. Yamasaki氏を擁するこの論文では、弱酸性次亜塩素酸の新型コロナウイルスに対する不活化効果が詳細に述べられており、研究の結果は非常に注目されています。

研究概要



研究チームによると、弱酸性次亜塩素酸(56.3 ppm)の溶液に10秒間ウイルスを曝露させることで、感染性のSARS-CoV-2ウイルス力価が100,000分の1以下に低下し、残存するウイルスは検出限界以下であったとのことです。この成果は、特に感染が広がる状況において、消毒剤としての次亜塩素酸の重要性を強調するものです。

さらに、同様の条件下で、唾液と同程度の濃度の蛋白質を含む環境においても、59.4 ppmの弱酸性次亜塩素酸で同様の効果を示しました。これは、日常生活での使用を想定していると考えられ、弱酸性次亜塩素酸の利便性を示しています。

また、異なる濃度条件下での実験も行われています。125 ppmの濃度で10分間、または250 ppmで5分間処理を行った結果、ガラス上の乾燥した感染性のSARS-CoV-2のウイルス力価も同じく100,000分の1以下に低下したことが報告されています。

今後の展望



今回の研究結果は、次亜塩素酸がウイルスの不活化に大変効果的であることを示しており、今後の感染症対策に大きく寄与する可能性があります。特に、新型コロナウイルスの変異株が増加する中で、その対策としての手段が求められています。

研究に携わった株式会社Local Powerは、秋田県秋田市に本社を構える企業で、消毒剤の研究開発に力を入れています。今後もさらなる研究が期待されます。

研究に関する詳細情報は、こちらからご覧いただけます。

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