コロナが変えたレジャー
2021-10-01 10:00:18
2020年度レジャー施設入場者数コロナ影響の実態とは
2020年度のレジャー施設入場者数に見るコロナ禍の影響
2020年度のレジャー施設における入場者数のデータが発表され、残念ながら全ての施設が前年度を下回る結果となりました。新型コロナウイルスの影響が深刻であったことが数字に如実に表れており、特に臨時休業や入場制限、イベントの中止などが、入場者数に大きな打撃を与えました。
総入場者数の大幅な減少
調査によると、テーマパーク、遊園地、動物園、水族館、ミュージアムといった5つの業種の総入場者数は、前年と比べて64.5%の減少を記録しました。中でもミュージアムの減少率は77.5%と最も高く、続いてテーマパークが68.0%、水族館が61.7%、遊園地が53.5%、動物園が53.0%と、いずれも前年の半分以下に減少しています。
東京ディズニーリゾートの大幅な減少
特に注目すべきは、東京ディズニーリゾートの入場者数の大幅減少です。2020年の入場者数は756万人となり、例年のトップを維持したものの、1983年の開業以来初めて1,000万人を下回ることに。コロナ禍が深刻化する中で、この人気施設がもたらす影響は計り知れません。
上野動物園の入場者数の減少
一方、東京都恩賜上野動物園の入場者数は525,999人で、84.9%の減少。20年度は165日間の営業に限られたため、元の賑わいが戻るには時間がかかることが予想されます。この状況は他の多くの動物園にも共通しており、入場者数がコロナ前の数値から大幅に減少しています。
ミュージアムの苦境
また、ミュージアムは全ての施設が60%以上の減少をしました。特に国立科学博物館や東京国立博物館はいずれも80%を超える減少幅となりました。展覧会の中止や、開催されても観客数が通常を大きく下回る事例が多かったため、今後の回復には新たな戦略が必要とされています。
今後の展望
経済が回復する中で、「リベンジ消費」が期待されています。とはいえ、レジャー施設側も新しい集客方法やDX戦略を考慮していく必要があるでしょう。各施設が試行錯誤する中で、入場者数がどのように回復していくのか、業界全体が注目しています。
このような状況の中で、レジャー施設は安全対策を強化しながら、来るべき訪問者の増加を待ち望んでいます。コロナ禍の影響が続く中、皆が楽しめる場所に戻るためには、時間と努力が必要です。
会社情報
- 会社名
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綜合ユニコム株式会社
- 住所
- 東京都中央区京橋2-10-2ぬ利彦ビル南館6階
- 電話番号
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