太陽光発電所の銅線盗難防止策
2024年7月31日、株式会社トリプルアイズ(本社:東京都千代田区、証券コード:5026)は、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー(同じく東京都千代田区、証券コード:7172)との間で、太陽光発電所における銅線盗難防止ソリューションの事業展開に向けた業務提携契約を締結しました。
盗難問題とその背景
近年、太陽光発電業界では、施設内の銅線ケーブルの盗難が深刻な社会問題となっています。これにより、多くの事業者が被害を受け、さらなる対策が求められています。トリプルアイズとジャパンインベストメントアドバイザーは、この社会貢献に向けた責任感から、2023年9月より実証実験を行ってきました。
ジャパンインベストメントアドバイザーは、2014年から日本全国で太陽光発電所の開発・運営を行い、2024年6月時点で25拠点、71.3MWの発電出力を稼働させています。2023年度には73,959MWhの発電実績があり、これは約17,715世帯の年間電力消費量に相当します。これらの実績を背景に、さらなる盗難防止策を進めていきます。
提供するソリューション
本提携により、トリプルアイズは、AI監視カメラを活用した盗難防止ソリューションを試行しました。その結果、一定の効果が期待できると認識し、今後のサービス提供を決定しました。トリプルアイズは、技術開発や工事進捗管理、契約管理を担当し、ジャパンインベストメントアドバイザーはマーケティング活動を遂行します。
事業展望と連携
資源エネルギー庁によると、国内には2024年2月時点で4,870か所の太陽光発電所があり、特に北関東地域には多くの施設が集中しています。盗難被害もこの地域に偏っているため、事業者やO&M(運転管理・保守点検)業者に対する提案を進める計画です。さらに、損害保険会社や警備会社、自治体との連携を強化し、盗難被害の撲滅に貢献する方針です。
今後の情報開示
本件に関連する業績への影響は現時点では軽微ですが、進捗や影響が生じた場合は速やかに情報を公開するとしています。今後の展望に期待が寄せられています。
お問い合わせ先
事業に関する問い合わせ: 株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー 広報・IR室 TEL: 03-6550-9307
技術に関する問い合わせ: 株式会社トリプルアイズ 営業部 TEL: 03-3526-2201