医ケア児・重心児のための交流イベント「ほのぴあ・リアル」
2025年10月29日、水曜日。仙台市青葉区の青葉の風テラスにて、医療的ケアが必要な子どもや重症心身障害を抱える子どもたちの家族を対象としたイベント「ほのぴあ・リアル」が開催されました。このイベントは、医ケア児や重心児を持つ家族同士が情報を交換し合い、支え合うことを目的として実施されています。主催は社会福祉法人あいの実で、仙台市障害者支援課との協働によって成り立っています。
イベントの概要
第2回目となる「ほのぴあ・リアル」には、総勢25名が参加。医ケア児や重心児を育てているお母さんたちが中心となり、子育ての経験や悩みをオープンに話し合う場を提供しました。参加者には、カフェ勤務の母親、あいの実のスタッフ、仙台市の関係者、メディア関係者など多彩な立場の人々が揃い、家族相談員によるYouTube配信も行われました。
就学前の準備について
今回のテーマは「医ケア・重心児の就学から卒業後まで、何が必要か?」です。参加者は、放課後等デイサービス(放デイ)の選び方や、きょうだいへの配慮、利用可能なサービスの組み合わせについて自由に意見を交わしました。話題は多岐に渡り、具体的なアドバイスや体験談が次々に出て、共感の輪が広がりました。
支援者も参加し情報提供
トークセッションの中では、サービスを提供する事業所や行政の視察者も参加し、現行の制度や支援サービスに関する情報が共有されました。このような連携は、医ケア児や重心児を育てる家庭にとって非常に貴重であり、支援者との具体的な情報交換の場となりました。
参加者の感想
イベント参加者の皆さんからは、「私だけが悩んでいるわけではないと安心した」、「ほのぴあのおかげで情報が得られ、少し楽になった」、「同じ境遇の人たちと話せる場所があるのは心強い」との声が寄せられました。参加者たちは共に支え合う大切さを再認識し、温かい交流の場となりました。
共感の場「ほのぴあ」
「ほのぴあ」は、医療的ケアや重度の障害を抱える子どもを持つ母親たちが集まるプラットフォームです。個別のカウンセリングやライブ配信、リアルイベントを定期的に実施し、当事者同士の理解や支え合いを促進しています。次回の開催情報や活動レポートは、ほのぴあの公式ホームページやInstagramで確認することができます。
ほのぴあ公式ホームページ