UnaBizの資金調達
2021-10-12 11:30:02
UnaBizがシリーズBラウンドで2500万ドルを調達しIoT市場での成長加速へ
UnaBizがシリーズBラウンドで資金調達
シンガポールを拠点にするIoTサービスプロバイダー、UnaBizが新たに2500万米ドルを超える資金を調達しました。これは、スパークス・グループが主導するシリーズBラウンドでの成果です。申し込みの募集枠を超える反響があり、CDIB、G K Goh、Thaioilなども参加しています。これにより、UnaBizは日本をはじめ、東南アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカといった戦略的地域でのさらなる事業基盤強化を目指します。
資金用途と未来の展望
調達した資金は、UnaBizのデータプラットフォーム「UnaConnect」の取引拡大を維持するために活用される予定です。「UnaConnect」は、IoTデータの収集技術を企業システムに統合することによって、業界の効率化と革新を支援する重要なプロジェクトです。特に、同社はハードウェアからソフトウェア、さらにはコネクティビティに至るまでのエンドツーエンドのソリューションを提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションを促進するビジョンを掲げています。
UnaBizのCEOであるヘンリー・ボン氏は、「IoT業界は今、断片化が進行しており、我々の使命はこの断片化を打破し、よりスムーズなデータの流れを実現することです」と語ります。今後は、0Gから5Gまでをカバーする「真のマッシブIoT」の実現を目指していく方針です。
市場における実績
UnaBizは、2018年のシリーズAラウンドで調達した1000万米ドルを基に、リモートガス検針インフラ、日本最大のプロジェクトを含む数々の成功事例を持っています。また、オーストラリアやニュージーランドでのビール樽自動追跡システムなど、多岐にわたるサービスを提供しています。新たな資資金調達により、同社はグローバルな市場へさらなる拡張を図っているのです。
パートナーシップと将来の方向性
スパークス・グループの阿部修平社長は「UnaBizは短期間で顕著な成長を遂げており、新型コロナウイルスの影響を受けながらもプロジェクトを成功させてきた実績が印象的です。今後もIoT業界のニーズにしっかりと応えていくことを期待しています」とコメントしています。また、KDDIやENGIEとも連携を深め、この地区におけるエネルギー効率の高いソリューションの展開を進めています。
さらなる成長と認知
UnaBizは、最近大阪府に新オフィスを開設し、「Forbes Asia 100 to Watch」に選出されるなど、業界でのプレゼンスを一層強めています。シンガポールの情報通信メディア開発庁からも認定を受けており、グローバルな競争力を維持しながら、持続可能な製品とサービスの開発に力を入れています。
この資金調達により、2016年からの総資本は3500万米ドルに達し、企業評価額も大きく上昇しています。これからのIoT市場において、UnaBizのさらなる成長と革新が期待されます。
会社情報
- 会社名
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UnaBiz Pte Ltd
- 住所
- 22 New Industrial Road, SingaporePrimax, #07-01/02
- 電話番号
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