御堂筋インフィオラータ2025 開幕!
2025年10月22日、水曜日、御堂筋にて「御堂筋インフィオラータ2025」が開幕しました。このイベントは、大阪市のシンボルストリートである御堂筋を舞台に、花とアートが融合した美しい作品が展示される市民参加型のプロジェクトです。御堂筋を「ル・シャンゼリゼ・フルーリ」に見立て、華やかな花のアートであふれる“美術通り”へと変貌させることを目指しています。
御堂筋の美術通り
「御堂筋インフィオラータ」は、一般社団法人御堂筋まちづくりネットワークと一般社団法人花絵文化協会が共催しており、2019年に始まりました。今年は7回目の開催となり、コロナ禍でも途切れることなく続いているのが特徴です。
このイベントのキービジュアルとテーマは「ル・シャンゼリゼ・フルーリ ~美術通り御堂筋~」。パリの名画やシャンゼリゼ通りにインスパイアされた作品が多く、市民が参加し、約20,000本のカーネーションを使って見事な花絵が制作されました。展示は御堂筋の沿道の7カ所にわたり、それぞれにアート作品が満載です。
展示会場と作品紹介
以下の場所で、異なるアート作品が展示されています:
- - アーバンネット御堂筋ビル:カミーユ・コローの「真珠の女」
- - 大阪ガスビル:ルノアールの「ピアノに向かう娘たち」
- - Osaka Metro 本町ビル:ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「ダイヤのエースを持ついかさま師」
- - 銀泉備後町ビル:ベルト・モリゾの「舞踏会で」
- - 武田御堂筋ビル:ピアソの「ドラ・マールの肖像」
- - 三菱UFJ銀行大阪ビル本館:ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「燈明の前のマグダラのマリア」
- - 淀屋橋odona:相愛高等学校の穐山静乃による「オー・シャンゼリゼ」
これらの作品は、原画からインスパイアを受けて、花びらを用いて再構成されており、まるで街全体が“花の美術館”であるかのような美しい光景を作り出しています。
市民参加型のプロジェクト
御堂筋インフィオラータは、地域の学生や企業ボランティア、市民グループなど、120名もの参加者によって作り上げられます。このプロジェクトは、花を通じて人々をつなぎ、笑顔や交流を生むことを目的としています。イベント期間中、訪れる人々は、花とアートが共鳴する新しい文化の風景を楽しむことができます。
開催概要と今後の展望
- - 開催名称:御堂筋インフィオラータ2025
- - 開催期間:2025年10月22日(水)~10月26日(日)
- - 開催会場:アーバンネット御堂筋ビル、大阪ガスビル、Osaka Metro 本町ビル、銀泉備後町ビル、武田御堂筋ビル、三菱UFJ銀行大阪ビル本館、淀屋橋odona
- - 総合監修:藤川靖彦(花絵師)
- - 観覧:無料
この文化プログラムは、毎秋継続して開催される予定であり、大阪から世界へと花を咲かせる芸術の街づくりを目指しています。今後も御堂筋の美しい文化景観が、多くの訪問者を惹きつけることでしょう。花とアートの力で、御堂筋がより多くの人々の心をつかむことが期待されています。