概要
最近、Queueが米国に本社を置くBasisTechよりプレシリーズAの資金調達を完了しました。この資金調達は、Queueが展開するMorphプラットフォームの影響力を広げ、企業のデータ活用をより一層促進するための重要な一歩です。
Morphの機能と魅力
Morphは、データアプリを素早く構築するための革新的なプラットフォームです。従来のビジネスインテリジェンスツールとは異なり、コード中心でアプリを設計するため、企業はリアルタイムにデータ分析を迅速に行うことが可能です。これにより、生成AIアプリとも組み合わせることができ、高度なデータ活用を実現します。
近年、生成AIの普及が進む中で、企業におけるデータの重要性はますます増しています。特に、社内データを駆使することで競争力を高めるニーズが世界中で高まっており、日本だけでなく海外市場でもQueueの取り組みが期待されています。
資金調達の目的と計画
今回の資金調達を通じて、Queueはグローバルなソフトウェア開発者コミュニティとの連携を強化し、マーケティングや開発の充実を図っています。特に、BasisTechの有するデータ分析や開発者ネットワークを活用し、米国市場へのさらなる進出を目指します。
2024年10月には、BasisTechの支援を受けて米国サンフランシスコで開催されたODSC Westに出展し、Morphのパブリックローンチも行いました。このイベントでは、米国のデータサイエンスおよびAI分野の専門家たちと多数の情報交換が行われ、とても有意義なフィードバックを得ることができました。
オープンソースとしての共有
本日より1週間にわたって実施されるローンチウィークでは、データアプリ構築のフレームワークをオープンソースプロジェクトとして公開し、ソフトウェア開発コミュニティへの貢献を進める予定です。特にBasisTech本社のあるボストンでは活発なOSSコミュニティが存在しており、共に成長していく意義深い機会が期待されています。
投資家の声
BasisTechのCEO、Carl Hoffman氏は「Morphのコードファーストなアプローチには巨大な可能性がある」と評価しています。彼は、Morphが企業内のデータ分析を進化させる重要な技術であると強調し、オープンソースを基盤にしたビジネスインテリジェンスの未来に期待を寄せています。
さらに、長谷川純一氏、ベイシステック合同会社の代表もMorphの柔軟なアプローチに対し、企業が求めるデータ戦略において重要な役割を担うとコメントし、今後の展開に大きな期待を寄せています。
まとめ
QueueのMorphは、スマートなデータ活用を通じて企業の競争力を高めるためのプラットフォームです。今後の国際的な広がりにぜひ注目していきたいところです。