群馬県のmino-lioが脱炭素事業で審査員特別賞を受賞

群馬県のmino-lioが脱炭素賞を受賞

群馬県の農業法人である株式会社mino-lio（ミノリオ）が、群馬県による「令和6年度地域と共創する脱炭素イノベーション創出事業」の一環で行われた官民共創型アクセラレーションプログラム「ソーシャルXアクセラレーション for GUNMA」で審査員特別賞を受賞しました。この受賞は、同社が取り組む再生重油を活用した農業経営の可能性が高く評価されたことを意味しています。

ソーシャルXアクセラレーションについて

「ソーシャルXアクセラレーション」は、群馬県が主導するプログラムで、地域連携や脱炭素社会の実現に向けた新たなイノベーション創出を目的としています。プログラムは、農業、環境、地域社会の課題解決を目指し、参加企業が自らのビジネスと社会的インパクトを両立させるための支援を行っています。

近年、特に欧州では投資家の間で社会的インパクトを重視する傾向が強まり、国内でも新しい資本主義の方向性が提唱されています。このような流れの中、ソーシャルXアクセラレーションは、企業が持続可能な成長を実現するためのプラットフォームとして機能しています。参加企業は、行政との連携を通じて実証実験を行い、その結果を基に社会的インパクを具体化することができます。

mino-lioの取り組み

代表取締役社長の天野洋一氏は、社の受賞を光栄に思い、農業界が抱える燃料高騰の問題に対処するため、安価な再生重油の活用に取り組んでいることを強調しました。同社は、燃料費の削減とともに、環境への配慮を忘れない農業経営の実現を目指しています。受賞した事業には、ソーシャルインパクト評価も行われ、地域社会への影響を定量化する重要な機会ともなります。

「農業の燃料費削減と脱炭素化への道を拓く再生重油の可能性を多くの方に知ってもらいたい」と語る天野社長の言葉に、今後の活動への期待が膨らみます。受賞を機に、同社の事業はさらなる注目を集め、地域に貢献し続けることが期待されています。