高槻のクラフトサケ醸造所「ADACHI NOUJO」の新しい試み
団地酒蔵の足立洋二さんが再び注目されています。彼は、青森県の著名な酒蔵、八戸酒造での経験を経て、丹波市の西山酒造場で腕を磨いた結果、令和5年10月に高槻市にクラフトサケの醸造所「ADACHI NOUJO Craft Sake Brewery」をオープンしました。これは日本で初めて、団地内の空き店舗を利用した酒蔵として、多くの人々の関心を集めています。
この新しい酒蔵では、高槻産の食用米に新鮮なフルーツを使用しており、特に「MIYOI」というクラフトサケが人気を博しています。この酒は、キウイ、イチゴ、ブルーベリーなどを組み合わせ、優しい口当たりながらもしっかりとした甘味、旨味、酸味を感じられます。各地のふるさと納税の返礼品にも登録され、多くの方々に親しまれている理由です。
新酒の完成と市長への報告
このたび足立さんは、樫田地区の農家から直接仕入れた「キヌヒカリ」を原材料に使用した新酒の完成を、市長に報告するため高槻市役所を訪れました。新たな酒は、27日から販売を開始します。その際、足立さんは「大阪産のキウイフルーツと樫田地区のキヌヒカリを使い、フルーティーでジューシーな爽やかさを仕上げています。多くの方に楽しんでもらいたい」と自信を持って語りました。
これに対し、濱田市長も足立さんの取り組みを称賛し、「これからの活躍を応援しています」と力強いメッセージを寄せました。足立さんの熱意と地域への愛情が詰まったこの新酒は、地元だけでなく、新たなファンを作ることでしょう。
地元産の恵みを活かした酒造り
足立さんが目指すのは、ただの酒造りではありません。地元の素材を最大限に活かし、地域経済の活性化にも貢献したいという強い思いがあります。高槻産の米やフルーツを使用することで、味だけでなく、地産地消の推進にも寄与しています。新たな挑戦は、今後も続く予定で、彼の夢はまだまだ広がりを見せています。
今後、足立さんの酒造りは地域にどのような影響を与えるのか、たいへん楽しみです。ぜひ多くの人々に、彼の作り出す酒を味わってみてほしいと思います。これからも目が離せない存在です。