IVRyが目指す業務効率化と顧客満足度の向上
株式会社IVRy(アイブリー)は、2025年6月時点で自社の対話型音声AI SaaS「IVRy」における累計着電数が5,000万件を超えたと発表しました。この数値は、同社が目指す業務の効率化や顧客満足度向上の証明でもあります。
「IVRy」は月額2,980円から利用可能で、電話応答のフローを自由に設定できる高度な機能を備えています。AIによる自動応答や予約代行、さらに録音や文字起こし、AI要約、SMS送信、顧客管理(CRM)など、幅広い機能を活用できる点が特長です。企業規模や業種を問わず、全国の96業界にわたって導入が進み、現在では35,000件以上のアカウントが登録されています。
労働力不足への貢献
「IVRy」の導入により想定される電話応答作業の削減は、約417万時間以上ともされています。これは、企業が直面する労働力不足という問題に対する解決策の一環として、テクノロジーがどのように貢献しているかを示しているのです。実際に、IVRyを利用している企業では、業務効率が劇的に向上し、従業員がより高付加価値な業務にシフトできる環境が生まれつつあります。
機能拡充の取り組み
IVRyはサービスの向上に向けた取り組みも続けています。2025年5月には、音声通話を通じた商品やサービスの選択が可能となる独自技術について特許を取得しました。さらに、AIインターネットFAX「IVRy AI FAX」を正式にリリースし、ユーザーがより便利に活用できるサービスを提供しています。
加えて、AI技術を用いた行政のデータ利活用を支援する取り組みも進めており、LLM(大規模言語モデル)を活用したAI-OCR技術を駆使して官公庁の紙資料をデジタル化しています。このような取り組みは、行政業務の効率化にも寄与しています。
今後の展望とビジョン
IVRyの代表取締役/CEOである奥西亮賀氏は、「最高の技術をすべての企業に届ける」というビジョンを持って、さらに事業の成長・発展を支援していく考えを示しています。テクノロジーを活用することによって、人々が担う仕事の質そのものを変革し、働くことに喜びを見出せる社会を目指すと述べています。
このような進展を背景に、IVRyは今後さらなる機能の拡充や新サービスの展開を目指し、全国の企業の成長を後押しするとしています。特に、業務効率化の範囲を広げていくことで、さまざまな業界のニーズに応え、持続可能な成長を促進していくでしょう。
まとめ
IVRyは、単なる対話型音声AIではなく、企業に新たな価値を提供するために進化を続けています。特に、労働力不足や業務効率の向上に向けて、現代のビジネスシーンで必要不可欠なパートナーとなることでしょう。今後の動向にも注目が集まります。
IVRy公式サイトでは、より詳細な情報や導入事例を見ることができます。