2025年6月、幕張メッセにて開催される「Interop Tokyo 2025」に、日本キヤリア株式会社が出展します。これは、同社がグローバルに展開しているデータセンター向けの空調ソリューションを日本市場に初めて紹介する貴重な機会です。まず、注目すべきは、Carrier Global Corporationの傘下である日本キヤリアが、気候変動やエネルギーに関するインテリジェントなソリューションを提供することを目指している点です。Carrierは、データセンターのエネルギー効率を重視し、持続可能な運用をサポートするための空調技術を中心にソリューションを展開しています。これにより、日本国内でも数多くのデータセンターが「ユニバーサルスマートX(USX)®シリーズ」モジュールチラーを導入してきました。
展示では、Carrierがアジア市場に向けて計画している戦略的な製品ラインアップが紹介される予定です。具体的には、既に市場で提供されているモジュールチラー「USXシリーズ」や、超・低GWP冷媒を使用するCarrierターボ冷凍機19DVTMが展示されます。さらに、今後日本市場への導入が予定されているCarrierスクリューチラー30XFTMについても詳しい説明が行われる見込みです。30XFは、冬季の省エネ性能を強化するフリークーリング機能や、電源復旧後120秒での短時間立ち上げが可能なUltra-Fast Recovery機能を搭載しており、最新技術を駆使した性能と信頼性を誇ります。
また、展示会内でのセミナーも見逃せません。6月12日(木)15:10から15:50にかけて、Room Eにて営業技術責任者の丹野英樹氏が「アジア市場におけるCarrierのデータセンター空調戦略」をテーマに講演を行います。このセミナーでは、USXシリーズや19DVといった国内展開中の製品に加え、導入が待たれる30XFの特長やCarrierのアジア地域における空調戦略について詳しく解説される予定です。データセンターの冷却に関する将来展望や新たな選択肢の提案により、参加者には貴重な知見が得られるでしょう。
日本キヤリアの代表である久保徹社長は、「今回の出展は、Carrierのグローバル戦略と日本市場のニーズを結びつける重要な機会である」と述べ、自社の空調技術とサービス力を活かし、最適なソリューションを提供していく意欲を示しています。日本キヤリアは、Carrierが持つ国際的な技術と、日本で培った技術力を融合させることで、データセンターの安定した運用や省エネルギーの向上に貢献していく方針です。
日本キヤリアの製品は、エネルギー効率に優れ、家庭や商業施設、工場向けにサステナブルな最適解を提供しています。同社は、気候変動やエネルギー問題に対する解決策として、インテリジェントなソリューションを世界的にリードしています。
展示・セミナー情報
- - イベント名: Interop Tokyo 2025
- - 開催期間: 2025年6月11日(水)〜6月13日(金)
- - 会場: 幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1)
- - 展示ホール: 4〜8(詳しい情報はInterop公式マップをご参照ください)
- - セミナー日時: 2025年6月12日(木)15:10〜15:50
- - セミナー会場: Room E
- - 講演タイトル: アジア市場におけるCarrierのデータセンター空調戦略
- - 講演者: 日本キヤリア株式会社 営業技術責任者 丹野英樹
参加を希望される方は、事前登録が必要ですので、登録サイトをチェックしてください。情報は発表時点のものであり、予告なく変更される可能性がある点、ご了承願います。