摂南大学が挑む未来を楽しむ「むむプ」プロジェクト始動

摂南大学（学長：久保康之）は、2025年に開学50周年を迎えることを機に、「挑む、楽しむ。」プロジェクト、愛称「むむプ」を始動しました。このプロジェクトは、建学の精神を踏まえ、地域や企業との協力を進めることで、学生たちの成長を促進することを目的としています。

プロジェクトの発表は、今年の心を新たにする瞬間の一つです。大学の魅力や教育方針を明示するこのフレーズは、直接的に学生や教職員の意見を汲み取って形成されました。この「挑む、楽しむ。」という言葉には、学びを深め、新たな挑戦に満ちた未来を切り拓く姿勢が込められています。

特設サイトやSNSを通じて、各プロジェクトの内容やその進捗を発信していくことで、摂南大学が地域の皆様に愛される場となることを目指しています。大学に在籍する学生や教職員が自らのアクティビティを通じて、地域との絆を深める姿は感動的です。

実際に大学内で行われたプロジェクト公募では、合計で45のプランが提案され、その中から24件が選ばれました。特に注目されるのが、能登半島地震から復興を支援する輪島塗の復旧プロジェクトや、薬学部の附属薬用植物園で栽培したバニラを用いたクラフトコーラの開発です。これらの取り組みは、地域に根ざした企業や団体との協働によって実現されています。

輪島塗の復旧プロジェクトでは、学生たちが地区の職人と連携し、伝統的な文化を学びながら、復興に向けた一歩を踏み出しています。地域の特産品であるワインやクラフトビール作りの支援は、地域の活性化にも寄与しています。また、これらのプロジェクトは多角的な学びの場を提供し、学生たちの能力を引き出す機会でもあります。

大学学長の久保康之氏は、開学50周年を迎えた今、学生と教職員が一体となって新たな発展に挑戦することの重要性を強調しています。「混沌の時代に挑戦を楽しむエネルギーを持った人材が、次世代社会を創り上げていく」と語ります。この言葉から、大学が目指す人材育成に対する熱意が伝わります。

総じて、「挑む、楽しむ。」プロジェクトは、摂南大学の精神を体現し、地域との関係を強めながら、学生たちの成長を後押しする取り組みです。今後もこのプロジェクトがどのように成長し、地域にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。学生たちが地域との交流を楽しみながら、その経験を通じて自己成長を図る様子は、まさに未来を切り開く若者たちを象徴しています。