スマートホームの未来が変わる「Matter」
2025年の6月20日、東京都港区で一般社団法人LIVING TECH協会が主催する、日本初の「Matter」公認イベントが開催されます。このイベントは、スマートホームにおけるグローバル共通規格「Matter」の普及を目指し、Connectivity Standards AllianceのCEOトービン・リチャードソン氏をお招きしたスペシャルな機会となっています。特に、彼が登壇する日本初の一般公開イベントは、多くの注目を集めています。
「Matter」とは何か?
「Matter」は、様々なスマートデバイス間での連携をスムーズにするための共通規格です。アメリカ市場ではその普及率が約45%に達していますが、日本ではまだ約10%と低く、成長可能性を秘めた市場と言えます。日本では、商品選定や機器設定の複雑さ、メーカー間の非連携などが普及の障壁として指摘されていますが、「Matter」が解決策となることが期待されています。
イベントの内容
このイベントは2部構成になっており、第一部では「Matter」に関するさまざまな情報が講演される予定です。内容には、アライアンスのCEOトービン氏が語るスマートホーム業界の現状や「Matter」の重要性、日本市場への期待などが含まれます。また、日本支部の代表、新貝氏からも「いまさら聞けないMatterの基本」についての説明が行われ、参加者からの質問にも応じます。
第二部では、参加者同士の交流を深めるオープン交流会が予定されています。ここでは、すでに「Matter」に取り組んでいる企業の代表たちと直接意見交換ができる貴重な機会となります。軽食も用意され、リラックスした雰囲気の中での交流が図れます。
スマートホームの未来
「Matter」の展開は家電製品にとどまらず、スマートフォンや住宅設備、さらにはEVチャージャーや蓄電池、太陽光パネルにまで及び、今後さらに広がりを見せると考えられています。すでに100を超える「Matter」対応製品が販売されており、2024年4月には日本支部も発足し、活動が本格化します。
参加方法
イベントへの参加は、Peatixの専用ページから事前申し込みが必要です。第一部は無料ですが、参加希望者は早めの申し込みを推奨します。第二部の交流会はアライアンス非会員の方は有料となりますが、多くの業界関係者とのネットワーキングを目的とした貴重な場となるでしょう。
まとめ
この「Matter」公認イベントは、スマートホーム市場において重要な一歩となることが期待されています。国内外の動向を知り、スマートな暮らしの実現に向けた情報を得る絶好の機会です。テクノロジーと暮らしが融合する未来に興味がある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。