シマダグループの社内報「Metamorphose」が特別部門で栄光の受賞
シマダグループが発表した社内報「メタモルフォーゼ」は、ウィズワークス株式会社主催の「社内報アワード2025」において特別部門のシルバー賞に選ばれました。この社内報は、グループの経営理念や価値観を社員に伝えるための重要なツールとして位置づけられています。
「Metamorphose」の誕生背景
「Metamorphose」が生まれたのは、シマダグループが不動産事業を開始してからの50周年という節目の年でした。企業には、次の50年、100年を見据えた新たな挑戦を具現化したいという思いがありました。従来の方式では社員が一堂に会し、経営者の言葉を直に聴く場が失われがちでしたが、企業としての成長と多様化を経てもその想いを伝え続けたい。この背景の元、単なる記念品制作ではない、新たな形での伝達手段が必要とされました。
そこで生まれたのが「Metamorphose」です。このタイトルは生物学的な用語から来ており、いも虫が蝶に変わる過程を表しています。事業が多様化する中でも変わらない核心の部分、言い換えれば経営理念を伝えるための道具として意義を持たせたのです。
受賞のポイント
審査員からは多数の高評価が寄せられました。その中でも特に注目されたのが、ブランドコンセプトを凝縮した10のフレーズが社員やその家族に広く伝わる工夫が評価された点です。ワークショップを通じて社員が主体的に考え、向き合えるような内容であり、目的性が高く設計されていることが強調されています。
具体的には、理念を押し付けるのではなく、社員自らが考えを深められるような内容が特徴です。誰もが軽やかに読める一方で、読者の状況や経験によって深い理解が得られるように、「余白」が用意されています。このアプローチは、社員が日常的に手元に置いておきたいという安心感を与えています。
また、日常で使う言葉やフレーズが豊富に盛り込まれ、社員同士の対話や文化の醸成にも貢献します。このような特長が、持続的に読み返されるメディアとしての可能性を秘めています。これにより、社員が自発的に考え、創造するための理解を得る手助けが行われています。
メディアとしての位置付け
「Metamorphose」は、シマダグループの理念を語るだけでなく、その後も社員への影響を与え続ける重要な存在です。また、これに関連してシマグループのウラ側を楽しく覗き見できるミニメディア「シマ報」やYouTubeチャンネルでも、さまざまな形で紹介されています。
社内報アワードの意義
「社内報アワード」は、全国規模で行われる社内報企画のコンペティションであり、優れた企画を表彰するとともに、参加企業間の交流を促進するイベントです。このプラットフォームを通じて、インターナルコミュニケーションに関わる方々の努力が認識され、モチベーション向上に寄与しています。
シマダグループの歴史と事業
シマダグループは1952年に設立され、最初は世田谷区で一軒の精米店からスタートしました。飲食業をはじめ、不動産や建設、介護、保育、旅行など、多岐にわたって事業を展開しています。「いい時間になるように」と、人生に寄り添ったサービスを提供し続けています。これらの事業を通じて、地域社会への貢献も果たしています。
最後に
「Metamorphose」が社内報としての役割を果たすだけでなく、シマダグループの企業文化を内外に発信し、社員の精神的な支えとなることを願います。これからの挑戦がどのように展開されていくのか、今後の動向にも注目です。