再生可能エネルギー新幹線
2025-01-15 14:31:39

再生可能エネルギーを活用した新幹線運行の新たな展望

再生可能エネルギーを活用した新幹線運行の新たな展望



JR東日本と東北電力が手を組み、再生可能エネルギー由来の電力を山形・秋田新幹線に導入する新サービスを発表しました。2024年12月5日に契約を締結し、2025年4月からの供給開始が予定されています。これは、JR東日本にとって初の試みであり、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みの一環となります。

再生可能エネルギーの導入詳細


本サービスでは、JR東日本専用の太陽光発電所から発電された電力が、東北電力を通じて山形・秋田新幹線の運転用変電所に供給されます。ここで利用されるのは、特に福島駅から新庄駅間、盛岡駅から秋田駅間の運行に必要な電力の一部です。具体的な供給規模としては、発電能力が21,000kW、年間の再エネ供給量は約3,500万kWhとなり、一部の計算によると一般家庭11,200世帯分に相当します。

環境への影響


この取り組みにより、山形・秋田新幹線の運行に伴うCO2排出量を年間約16,500トン削減できる見込みです。これは同エリアで排出されるCO2全体の約2%にも相当し、持続可能な鉄道運行を実現するための一歩となります。

JR東日本の環境への取り組み


JR東日本は、2050年度までに実質的なCO2排出量ゼロを目指した「ゼロカーボン・チャレンジ2050」を掲げています。これに基づき、発電所から電力の供給に至るまで、再生可能エネルギーの利用を推進しており、脱炭素社会の実現に寄与するための様々な施策を進めています。特に、太陽光発電や風力発電などの導入に力を入れており、電力供給における安定性を確保しつつ、環境への影響を軽減しようとしています。

東北電力の役割


一方、東北電力は2050年までのカーボンニュートラルの達成を目指し、再生可能エネルギーと原子力の利用を最大化しつつ、火力発電の脱炭素化を図っていく方針です。また、顧客のニーズに応じた様々なグリーンエネルギーソリューションを組み合わせて提案し、地域社会全体のカーボンニュートラルの実現にも貢献することを目指しています。

未来への期待


このような取り組みは、環境に対する意識が高まる中で非常に重要です。再生可能エネルギーを利用した新幹線の運行は、持続可能な交通手段の一環として、エコ意識を持つ旅行者や地域住民にとって朗報です。JR東日本と東北電力の協力により、さらに多くの地域で再生可能エネルギーが普及し、カーボンニュートラル社会の実現に近づいていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
東日本旅客鉄道株式会社
住所
東京都渋谷区代々木2-2-2JR東日本本社ビル
電話番号

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