ディクラッセが描く、新たなあかりの物語
照明メーカーである株式会社ディクラッセは、ブランドコンセプトを刷新し、「あかりに、想いを描く。」という新たなテーマを掲げました。この新しい方向性は、ただの光源ではなく、日常生活に物語と感情をもたらすあかりを目指すものです。
ブランドのバックグラウンド
ディクラッセは1992年に設立され、以来「光が生み出す癒しの影をデザインする」を理念に様々な照明器具を展開してきました。代表作の一つである「Foresti」は、木漏れ日の美しさを引き立てるデザインが特徴であり、多くの人々に親しまれています。また、「Auro」はそのオーロラを模したデザインで、2008年にグッドデザイン賞を受賞しました。
創業60年を迎えたディクラッセは、今後のビジョンとして、照明をただの道具としてではなく、心地良い生活空間を創造する存在と位置づけています。この新しい挑戦は、生活空間をより豊かにするための道程を示しています。
新コンセプトへの想い
新たに発表された「詳しくはこちら」「あかりに、想いを描く」というコンセプトには、3つの深い意味が込められています。まず、「デザインスケッチを描く」こと。ディクラッセの製品は、内部デザイナーが一つ一つスケッチを作成し、何度も試作を重ねて機能性と美しさを追求しています。このプロセスでは、想いを形にすることが重要です。
次に、「くつろぎの空間を描く」が挙げられます。心温まる夕陽の色合いの照明ややわらかい影を利用し、快適な空間を提案することで、住まう人々がリラックスできる環境を創出します。
最後に、「暮らしに物語を描く」という視点です。家族で囲む食事や友人との楽しいひとときなど、さまざまなシーンでディクラッセの照明が使われることで、心に残る思い出や感情を生み出すサポートをします。これがディクラッセの目指すあかりの形なのです。
デザイナーたちの情熱
ディクラッセのデザインは代表の遠藤道明氏を筆頭に、親子二代のデザイナーが受け継いでいます。彼らは日々の対話を通じて、お客様にとって心地良いあかりとは何かを追求しています。例えば、遠藤道明氏は、かつてミラノのオレンジ色の温かい光に感銘を受けたことから、照明デザインに対する思いが芽生えました。
また、遠藤駿氏は幼少期の経験から、暖色のあかりに癒しを感じるようになり、それをテーマにデザインを行なっています。彼の作品は伝統的な手描きスケッチを大切にしつつ、最新のデジタル技術も取り入れたハイブリッドなアプローチが特徴です。
今後の展望
ディクラッセは、今後もブランドコンセプトを基に商品開発を進め、新しい照明を通じて幸せを感じる空間作りを提案していく計画です。また、展示会やECサイト、ショールームなどで、一貫したメッセージを発信し、多くの人々に「ディクラッセのあかり」を届ける努力を続けていきます。
会社概要
ディクラッセは、東京都台東区に本社を置き、照明器具のデザインから製造・販売までを自社で行っています。設立は1965年で、以来30年以上にわたり、光と影のデザインを追求し続けています。
社名:株式会社ディクラッセ
所在地:東京都台東区入谷 1-10-11
代表取締役:遠藤道明
設立:1965年3月3日
今後も、心を豊かにするあかりを提供していくディクラッセにご期待ください。