DocuMaker Cloudの無料プランについて
株式会社ファインデックスは、2023年8月1日より、クリニックや小規模病院向けの文書作成サービス「DocuMaker Cloud」の無料プランを導入しました。このサービスは、従来のペーパーベースの医療文書を簡単にデジタル化できるクラウドサービスです。特に小規模な医療機関向けに設計されており、医療情報の共有を促進し、診療現場の効率化を図ることが目的です。
無料プラン提供の背景
従来の医療文書作成システムは、多くが大規模な病院向けに設計されているため、診療所や中小規模病院にとってはコストや機能が合わない場合が多いです。さらに、電子カルテの導入が進んでいない小規模医療機関では、医療情報の共有や医療DXを実現するための基盤整備が急務です。このような課題を受けて、ファインデックスは医療文書の電子化を促進するために、無料プランを提供することにしました。
無料プランの詳細
「DocuMaker Cloud」は、以下の特徴を持っています。
- - 対象文書: 診療情報提供書、生命保険診断書、難病の臨床調査個人票、小児慢性特定疾病医療意見書、生活習慣病療養計画書など、合計約3,200種類の文書が無料で利用可能。
- - 利用料: サービス登録や月額利用料はすべて無料です。
- - 対象医療機関: 日本国内の0床から99床の医療機関が対象。
- - 申込方法: クラウド経由でインターネットを介して利用が可能で、登録は簡単なオンライン手続きで行えます。
この無料プランの導入により、医療DX政策の一環として、診療情報提供書の電子化が進むことが期待されます。
DocuMaker Cloudの有料プラン
無料プランだけではなく、DocuMaker Cloudでは有料プランも用意されています。このプランでは、無料で提供される医療文書の全てに加えて、公的文書や損害保険診断書、院内文書など、合計約12,600種類の文書を作成することが可能です。診療所の初回利用登録料は110,000円、小規模病院は220,000円となっており、月額利用料はそれぞれ7,700円、23,100円です。
将来的な展望
政府が推進する医療DX政策は、電子カルテ情報の共有を強化する内容となっています。DocuMaker Cloudは、これからも国が管理すべき医療データを安全に電子的に提出できる基盤として活用されることでしょう。今後、「指定難病の届出」や「予防接種記録」なども電子化される方向で検討されています。
お問い合わせ先
詳しい情報やお問い合わせは、株式会社ファインデックスの医療ソリューション部にて受付中です。特設サイトも設けてあるので、ぜひご覧ください。
このように、DocuMaker Cloudは医療機関にとってイノベーティブで利便性の高いツールとなります。無料プランの活用によって、医療現場におけるデジタル化の促進が期待されています。