バリラパスタチャンピオンシップアジア2025日本大会が決定

パスタ界のワールドカップ、バリラパスタチャンピオンシップ日本大会開催

2025年7月29日（火）、イタリアの名門パスタブランド「バリラ」が主催する「バリラパスタチャンピオンシップアジア2025 日本決勝」が開催されます。この大会は、世界中のイタリアンシェフが繰り広げるパスタのワールドカップとも評され、シェフたちにとっては国家に誇りをかけた大きな舞台です。

全国から集結した猛者たち

日本大会には6名の選抜されたイタリアンシェフが参加し、彼らはそれぞれ自慢のパスタを披露します。厳正なる審査の結果、見事優勝を果たしたのは「Convivio」の澤田シェフです。澤田シェフの提案した料理、「Penne Rigate with Whisky Octopus Ragù（ペンネリガーテウイスキー蛸のラグーソース）」が高く評価されました。

澤田シェフは今回の優勝により、2025年11月に行われる「Barilla Pasta Championship Asia 2025」で日本を代表することになります。このアジア大会では、日本を含む8カ国から選ばれたアスリートシェフたちが一堂に会し、真のアジアチャンピオンを決定します。

日本大会の特長

日本大会の開会式では、バリラジャパンのマーケティング統括部長である佐藤名奈恵氏が、バリラの長い歴史を紹介し、参加シェフたちに応募してくれた500人以上のシェフへの感謝の意を示しました。また、バリラアジアパシフィックのエグゼクティブシェフ、アンドレア・トランケーロ氏が、参加するシェフたちに対し、キッチン以外にも自身を表現できる舞台であることを奨励しました。

アンドレア氏は、前回の優勝者からメダルを受け取る場面でも、「次はあなたたちがチャンピオンを生み出す者です」と激励し、シェフ達を応援しました。

厳しい審査と勝利の瞬間

大会では、参加シェフたちが45分間で魅力的な一皿を仕上げ、その後10分間でジャッジに向けてプレゼンテーションを行いました。審査基準も非常に厳格で、調理技術や見栄え、味付けの5つの項目で評価が行われます。

澤田シェフの料理は、地元の食材である明石産の蛸と日本のウイスキーを活かした独創的なアレンジが施されており、見た目にも美しく、且つ味わい深い逸品でした。彼は、「イタリア料理の基本はパスタを楽しむことであり、そのためにソースの乳化を重視しました」と説明しました。

アジア大会への期待

優勝した澤田シェフは11月に行われるアジア大会で、日本代表として他の国のトップシェフたちと激闘を繰り広げます。アンドレア氏は、日本大会のレベルが非常に高かったと述べ、澤田シェフのレシピの独自性を高く評価しました。

バリラ・グループは、1877年の創業以来、イタリア食文化の普及と、質の高い食品の提供に努めてきました。今後も、彼らは「美味しく健康的な食文化」を世界へ発信し続けるでしょう。