株式会社フジクラ、独自技術で16心SWR®/WTC®を新発売

株式会社フジクラの革新

株式会社フジクラ（社長：岡田直樹）は、最新の光ファイバケーブル「16心Spider Web Ribbon®（SWR®）」を採用した「Wrapping Tube Cable®（WTC®）」の販売を開始しました。これにより、データセンタ向けの製品ラインナップが拡充され、多心一括融着接続が可能な16心SWR®が新たに加わりました。

新たなラインナップの特長

従来のWTC®には4心、8心、12心のSWR®が展開されていましたが、16心のラインナップは業界のニーズに応えるものであり、特にAIデータセンタや大規模データセンタに適しています。新製品は、以下のような特長を持っています。

- 作業効率の向上：16心SWR®の導入により、一度に多くの光ファイバを接続できるため、融着作業の時間が大幅に短縮されます。
- 多心接続への対応：MMC/MPOといった多心一括接続型光コネクタとの高い親和性を持ち、取り扱いが容易です。
- 耐久性と安全性：北米・欧州の建材規格に準拠した高難燃性・低発煙性を備えており、屋内外を問わず幅広く使用可能です。

これらの特長により、当社の新製品は、近年増加するクラウドサービスや生成AIの需要に適応し、データセンタ関連の投資を活発化させる傾向に寄与しています。

より効率的なデータセンタ構築へ

現代のデータセンタは、急速に進化する通信トラフィックに対応すべく、効率性が求められています。このため、株式会社フジクラはSWR®の心数を288心から6912心に拡大し、様々なニーズに応える体制を整えました。

新開発の16心SWR®/WTC®は、これまでの製品と同様に細径高密度を維持し、限られたスペースでの設置が実現可能です。また、かさばることなく一度に多くの接続ができるため、現場での工数や作業時間を削減することができます。

未来への貢献

株式会社フジクラは、通信インフラ網の効率的な利用を図りながら、引き続き革新的な技術の開発に努めていきます。その結果、高度情報化した社会の実現に向けて貢献していく所存です。新たに登場した16心SWR®/WTC®は、今後の通信ネットワークにおいて重要な役割を果たすことでしょう。

注記：Spider Web Ribbon®（SWR®）およびWrapping Tube Cable®（WTC®）は株式会社フジクラの登録商標です。これらの製品は、業界の進化に対応した最先端の設計と機能を備えています。