ドリコムが提供する新しいAIプラットフォーム「ai and」の概要
2024年に開催されるゲーム開発者向けのカンファレンスCEDEC2024にて、株式会社ドリコムが新たなゲーム開発支援のAI SaaSプラットフォーム「ai and(アイアンド)」を発表しました。このプラットフォームは、ゲーム開発に関わるクリエイターたちの創造力を高めることを目的としています。そして、特設ページを通じて2024年8月21日からアーリーアクセスの受付を開始する予定です。
「ai and」は何を提供するのか
「ai and」は、その名の通り「人とAIが共に助け合い、知的財産を創出する」という理念のもとに開発されたプラットフォームです。このサービスを利用することで、クリエイターたちは日常のルーティンワークを効率化し、よりクリエイティブな仕事に専念することが可能になります。プラットフォームには、さまざまな開発プロセスに対応したプロダクトが揃っており、それらを一元的に活用できるのが特徴です。
利用の実際
「ai and」は、柔軟なアウトプットを提供します。プロジェクトの進行状況や状況に応じて必要な成果物を迅速に取得でき、直感的な操作が可能なユーザインターフェースは、使いやすさを追求しています。特に、変更履歴を学習することにより、次回以降のアウトプットの品質が向上するといった利点もあります。これにより、開発チーム全体の生産性も間違いなく向上します。
提供されるプロダクト
「ai and」プラットフォーム上で提供されるプロダクトの一部は以下の通りです。
- - ai and 翻訳: AIが過去の翻訳データを学習し、固有名詞の翻訳を支援します。
- - ai and インサイト: ユーザーのフィードバックを自動集計し、分析を行い、アクションプランを提案します。
- - ai and チャット: セキュアなデータ管理をもとに、各組織独自のAIチャットを実現します。
- - ai and シナリオ: 簡単なシナリオや文章を自動生成します。
これらの製品は、ゲーム開発の現場において実用的に活用されることを意図して設計されています。
パートナーとの協業
ドリコムは、ゲーム開発業界のさまざまな企業との提携を通じて、より良質なプロダクトの開発を目指しています。パートナー企業との連携により、多角的な視点や専門知識を持つ製品を提供します。具体的な提携として、AIQVE ONE株式会社によるQAテストの自動化ツール、株式会社PKSHA Communicationによる顧客対応チャットボットなどが挙げられます。
実証された効果
ドリコムは新たに発表された「ai and」の導入効果を徹底的に検証しました。具体的には翻訳業務での工数削減やQAテストの自動化率向上など、具体的な数値として示されています。例えば、翻訳作業工数は40%削減され、QA作業では自動化により品質のバラつきが低減したといいます。
今後の展望
ドリコムは、AIを活用していくことで、ゲーム開発の新しい可能性を切り開くと同時に、クリエイターがより自由な発想ができる環境を整えていく考えです。今後のサービスの発展や新技術の導入にも期待が寄せられています。
会社概要
最後に、ドリコムについてですが、同社は2001年に設立され、エンターテインメントコンテンツを全球的に提供しています。特にIPとテクノロジーに焦点を当て、さまざまな事業を展開し続けています。ドリコムの公式サイトにはさらに詳細な情報が載っているので、興味がありましたらぜひチェックしてみてください。