アフガニスタン女性表現者たちの命と表現を守る REALs×日本ペンクラブ共催イベント
2021年のアフガニスタン政変から3年、女性に対する権利侵害は深刻さを増し、教育や就労の機会は奪われ、表現活動は厳しく制限されています。詩作も禁じられ、作家やジャーナリスト、表現者たちは沈黙を強いられています。中には、女性の権利や教育のために活動したことを理由に脅迫を受け、命の危険にさらされている人々もいます。
認定NPO法人REALsは、こうした状況下で、アフガニスタン国内で迫害を受ける人々の安全確保と国外退避の支援を行っています。
この深刻な状況を多くの人に知ってもらい、アフガニスタンの人々の支援を呼びかけるため、REALsと日本ペンクラブは共催でイベント「アフガニスタン 脅かされる命と表現」を開催します。
イベント内容
イベントでは、中島京子氏(小説家/獄中作家・人権委員長)が司会を務め、鴻巣友季子氏(翻訳家・文芸評論家/獄中作家・人権委員)、小林エリカ氏(漫画家・作家/獄中作家・人権委員)、瀬谷ルミ子氏(REALs理事長)が登壇します。
イベントでは、アフガニスタンで抑圧を受ける女性表現者たちの声を届け、彼らの置かれている現状や、REALsによる支援活動について詳しく解説されます。
具体的には、イギリスに避難しているアフガニスタン女性ジャーナリストのビデオメッセージや、アフガニスタン女性詩人の詩の朗読、アフガニスタンから避難してきた人々の声などが紹介されます。
登壇者紹介
司会:中島京子氏(小説家/獄中作家・人権委員長)
出版社勤務を経てフリーライターに。アメリカ滞在を経て『FUTON』(講談社)でデビュー。数々の文学賞を受賞し、作品は映画化やドラマ化もされています。
登壇者:鴻巣友季子氏(翻訳家・文芸評論家/獄中作家・人権委員)
ブロンテやミッチェルなど、海外文学の翻訳で知られています。翻訳だけでなく、文芸評論でも活躍し、多くの著書を出版しています。
登壇者:小林エリカ氏(漫画家・作家/獄中作家・人権委員)
目に見えないものや時間、歴史をテーマにした作品を多く発表しています。漫画だけでなく、小説やエッセイも執筆しています。
登壇者:瀬谷ルミ子氏(REALs理事長)
中央大学卒業後、英ブラッドフォード大学にて修士号を取得。国連PKO職員やNGO職員としてルワンダやシエラレオネなどで勤務し、アフガニスタンには外交官として駐在しました。紛争地の平和構築や治安改善、元兵士の社会復帰など、幅広い分野で活躍しています。
イベント概要
日時: 2023年8月4日(日)午後2時~4時
場所: 日本ペンクラブ会議室(東京都中央区日本橋兜町20-3)
形式: 対面とオンラインのハイブリッド開催
参加費: 一般1,000円、学生・オンライン参加無料
定員: 対面30人、オンライン500人
申込方法: Peatixイベントページよりお申込みください。
URL: http://bit.ly/3L3RLzO
REALsについて
REALsは、争い予防に取り組む認定NPO法人です。アフガニスタン、シリア、トルコ、南スーダン、ケニアなどで活動し、紛争やテロなどの争いを防ぎ、人と人が共存できる社会の実現を目指しています。
REALsの活動は、皆様からのご寄付によって支えられています。
このイベントを通じて、アフガニスタンで苦しむ人々の現状を知り、支援の輪を広げていきましょう。