エネファントが環境省の「環境スタートアップ大賞」でファイナリストに
株式会社エネファントは、3月17日に行われる「環境スタートアップ大賞」の授賞式においてファイナリストとして選ばれたことを発表しました。この授賞式は東京都港区の虎ノ門ヒルズビジネスタワーで開催されます。この栄誉に選ばれたエネファントは、投資家や事業者などの前で自身の事業内容を公開することになります。
環境スタートアップ大賞について
環境省が主催するこの賞は、将来的に有望とされる環境系スタートアップを表彰し、新たなロールモデルの創出と事業機会の拡大を支援することを目的としています。この賞には、「環境スタートアップ大臣賞」や「環境スタートアップ事業構想賞」などがあり、数社のファイナリストも選出されます。受賞者は、大規模なイベントの場でピッチを行う機会を得て、業界の重要なプレーヤーとのネットワーキングが期待できます。
エネファントの事業内容
岐阜県多治見市に本社を置くエネファントは、再生可能エネルギーを活用した事業を展開しています。具体的には、地域で電力を「創る」ための再エネ事業、生成した電力を「配る」小売電力事業、そして電力を「蓄える」EVレンタカー事業の三本柱で構成されています。これにより、地域内でのエネルギー代金の循環を促進させることを目指しています。
1. たじみ電力
たじみ電力は、岐阜県東濃地方を対象に家庭用と事業用の電力サービスを提供しています。地域資源を最大限に活用し、地域内でのエネルギー循環を促進することで、さらなる地域の発展を図っています。ITを駆使したサービス展開が特徴です。
たじみ電力公式サイト
2. 働こCAR
この事業では、29歳以下の若手社員を採用している企業を対象に、通勤用の電気自動車(EV)を月額19,800円でレンタルしています。企業と契約を結び、若手社員は通常の通勤や休日の外出にも利用可能です。この取り組みは、若者の都市部流出を防ぎ、企業にとっては新しい福利厚生の選択肢としても注目されています。
働こCAR公式サイト
3. フリーエネルギーハウス
フリーエネルギーハウスは、初期費用なしで太陽光発電システムや蓄電池などの設備を導入し、20年間電気代が無料になるというサービスです。遠隔からのサポート機能もあり、効率的な電力利用が可能です。定額制でサービスを提供し、エネルギー消費を最適化することに焦点を当てています。
フリーエネルギーハウス公式サイト
まとめ
エネファントの「環境スタートアップ大賞」ファイナリスト選出は、再生可能エネルギーの普及を目指す彼らの努力の証と言えるでしょう。授賞式では、他の注目企業との交流の機会もあり、これからの展開に期待が寄せられています。