アイデンティティ調査
2026-08-26 11:58:22

アイデンティティセキュリティ調査、認証情報漏洩の危機感と実態の乖離に注意

はじめに



最近の調査により、アイデンティティセキュリティに関する企業の意識と実態の乖離が明らかになりました。ジョーシス株式会社が行った調査によると、認証情報の漏洩に対する危機感は高いものの、実際の管理体制には多くの課題が存在しています。本記事では、調査結果を通じて企業が直面している問題を掘り下げ、今後の対策について考えます。

調査の概要



ジョーシス株式会社は、従業員300名以上の企業・団体の情報システム・IT・セキュリティ部門の担当者を対象に、認証情報漏洩とアイデンティティセキュリティに関する調査を実施しました。その結果、企業の約84%が認証情報漏洩を「経営リスク」と認識していますが、実際の管理体制はお粗末なものが多いことがわかりました。

認証情報漏洩の認識



調査によれば、認証情報漏洩を「重大な経営リスク」と考える企業は84%に達しています。これは、IT部門だけでなく、経営上の重要な課題として捉えられています。漏洩が発生すると、第三者による不正アクセスや情報の漏洩が引き起こされ、企業の業務が停止する可能性もあるため、意識の高さはうなずけます。

ID・アクセス権限の把握状況



一方で、全社のID・アクセス権限を「すべて把握している」と回答したのは48.5%に過ぎません。これに対して、実際には約9割の企業が管理漏れを経験している実態があります。これらの結果から、企業が自己認識している管理状態と、実際の状況との間に大きなギャップが存在することがわかります。

Josys導入企業の状況



特に、Josysを導入した企業においては、89.7%が導入後に管理漏れを可視化し、86.2%が新たに管理すべきSaaS・IDを発見しました。つまり、導入前には管理ができていると認識していた企業でも、導入後に管理漏れが発覚するケースが多いのです。これは、認証情報の把握が自己判断だけでは不十分であることを示しています。

AIエージェントの管理



さらに、調査ではAIエージェントの管理状況も取り上げられました。44.0%の企業がAIエージェントの利用状況を把握していると回答していますが、SaaSとの連携や権限付与については、さらなる管理が求められます。

ポリシー整備の実態



また、ID・アクセス管理に関する重要な方針が企業全体で明文化され、実行されている割合は低いことがわかりました。全6項目を明文化し、全社で実行できているのはわずか20.5%にとどまり、約80%が両方を達成できていません。このことは、企業のセキュリティ管理における実行力の不足を示しています。

投資優先順位と課題



アイデンティティセキュリティへの投資優先順位は、他の領域に比べて最下位という結果も出ています。投資が重要視されていない背景には、「専門知識・人材不足」が大きな要因として挙げられています。これにより、適切な対策を講じることが難しくなっているのです。

まとめ



本調査の結果、企業は認証情報漏洩を重視する一方で、実際の管理体制には大きな課題を抱えていることが明らかになりました。必要なポリシーの整備や、専門人材の確保が急務であり、AIやSaaSの増加に伴う管理漏れを防ぐための体制づくりが求められています。企業が安心して事業を行うためには、アイデンティティセキュリティを包括的に強化し、持続的な管理体制を構築することが不可欠です。


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会社情報

会社名
ジョーシス株式会社
住所
東京都港区麻布台1丁目3-1麻布台ヒルズ 森JPタワー23F
電話番号
03-6834-5495

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