未来技術遺産登録
2024-09-03 17:24:55

国立科学博物館、未来技術遺産に新たに18件を登録

国立科学博物館が2024年度に新たに登録することになった『重要科学技術史資料』、通称『未来技術遺産』の登録は、2008年から始まり、今年で第17回目を迎えます。これまでの累計登録件数は381件となり、28年間の科学技術の進化を物語る貴重な資料として多くの人々に知ってもらえる機会が増えることが期待されています。

本年度は、日本初の実用放電加工機や、世界初のアモルファス酸化物半導体薄膜トランジスタを含む18件が新たに登録されることが決まりました。これらの資料は我が国の科学技術や産業の発展に寄与したものばかりで、文化財としての価値も非常に高いものです。

新たに登録された資料には、セイコーのアナログクオーツ腕時計や、ソニーが開発したゲーム機・プレイステーション2などの製品も含まれています。これらは、それぞれの分野において革新的な技術を代表するものであり、多くの人にとって身近な存在です。また、エンジンやシンセサイザー、家庭用ミシンに関連した技術も登録され、幅広い分野の技術革新が反映されています。

国立科学博物館では、登録証の授与式やパネル展の開催も計画しています。パネル展では、新たに登録された資料の一部を実物展示することで、訪れる人々が直接その歴史的な意義を感じ取ることができるようにしています。展示会は2024年9月10日から29日まで、博物館の日本館1階中央ホールで開催されます。この入館には、一般で630円、大学生も同額で入場でき、高校生以下および65歳以上は無料での入館が可能です。

重要科学技術史資料登録制度の目的は、我が国の科学技術や産業技術の重要な歴史的証拠を保存し、後世に伝えることです。この制度を通じて、国民がその重要性を理解し、文化として継承していくことが期待されています。特に、技術の革新やその影響を受けた社会の変化について、広く知識を深める機会となることを博物館では願っています。

さらに、登録された資料は国立科学博物館のウェブサイトでも公開され、一般の人々が詳細な情報を得ることができます。今後も、科学と技術の歴史を振り返る重要な機会として多くの来場者を迎えることでしょう。最新情報も適宜ウェブサイトを通じて更新されるので、ぜひ注目してください。


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文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

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