猛暑を乗り越え!たじまピーマン支援プロジェクトが始動
今年も、兵庫県北部の但馬地域から「たじまピーマン」を生産する農家を支援する『食べて応援!プロジェクト』が始まりました。この取り組みは、JA全農兵庫が運営する通販サイト『JAタウン』内のショップ「あつめて、兵庫。」で行われるもので、昨年に引き続きスタートしました。
たじまピーマンの魅力とは?
「たじまピーマン」は、その肉厚で歯ごたえのよさ、苦味が少ないことで定評があります。その品質は、関西最大級のピーマン産地で育まれた成果の象徴とも言えるでしょう。しかし、近年の猛暑により、栽培には以前の倍以上の水が必要とされる状況が続いています。これは1本の苗に対し、毎日5〜8リットルもの水を与えなければならず、生産者にとっては大きな負担となっています。
かん水装置の重要性
そこで、ピーマンの育成にはかん水装置の導入が急務とされています。この装置は、自動的に水を供給し、生産者の作業負担を大幅に軽減することができます。しかし、高額な初期投資が必要なため、導入を躊躇する生産者も少なくありません。したがって、JAたじまは新規就農者や栽培規模拡大を目指す農家を支援することを決定しました。
食べて応援プロジェクトの仕組み
このプロジェクトでは、JAタウン「あつめて、兵庫。」で販売した「たじまピーマン」関連商品を1箱購入するごとに、100円が支援金として積み立てられます。具体的には、以下の商品の販売が行われています。
- - 【食べて応援】たじまピーマンたっぷり!JAたじま野菜BOX(小) 1980円
- - 【食べて応援】たじまピーマンたっぷり!JAたじま野菜BOX(大) 3420円
- - 【食べて応援】たじまピーマン(約1.5kg) ※先着100件限定、1500円
このように、購入することで自然と生産者を支援することができます。
かん水装置の仕組み
今回導入を進めているかん水装置は、太陽光を利用して日照に応じた自動かん水を行います。これはソーラーパネルと連動したモーターによってポンプで水を引き、タンク内の水位が上がるとセンサーが働いて自動的に水が供給されます。この仕組みにより、天候に左右されず、効果的に水分を管理できるのです。
たじまピーマン協議会の役割
たじまピーマン協議会は、たじまピーマンの生産者で構成されており、その活動の活性化を目的としています。今年度は176名の生産者が参加しており、約13ヘクタールで117,076本のピーマンが栽培されています。
参加することでの意義
日々のご愛顧に感謝しつつ、私たちの挑戦が、良質なたじまピーマンの将来を支える一端となることを願っています。たじまピーマンだけでなく、但馬地域の美しい自然や美味しい食材へ関心を持ってもらえれば嬉しいです。皆さんにも是非、このプロジェクトに参加していただきたいと思います。将来的に新規や増産の農家が活躍できる環境を一緒に作り上げていきましょう。
昨年度の実績
昨年度のプロジェクトでは、412件の応援商品が注文され、41,200円がかん水装置導入の支援金として積み立てられました。今年も引き続き、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。私たちの一口が、生産者を支え、未来の「たじまピーマン」を育てる力になるのです。