大阪狭山市と河内長野市、下水道事業で官民連携
2026年、大阪狭山市と河内長野市は新たな官民連携事業のスタートを切ります。両市が共同で実施する「公共下水道施設包括的維持管理業務」の契約が締結されたことで、10年以上にわたる民間活力の活用がさらに進化します。このプロジェクトは、環境・ライフライン分野での新たな取り組みを象徴しており、「南大阪広域下水道サービス」と名付けられた共同企業体が中心となっています。
プロジェクトの概要
今回の業務は、大阪狭山市および河内長野市の下水道管路の包括的な管理業務をとともに、河内長野市の公共下水道施設を含めた一括管理が行われます。具体的な業務内容には、維持管理業務、ポンプ場やマンホールの維持管理、計画的な維持業務が含まれています。
契約期間は2026年4月1日から2036年3月31日までの10年間で、両市の目標は以下の通りです:
- - 維持管理および施設改築の効率化
- - 2市の連携によるサービスの効率化
- - 統一的なサービスレベルの確立
積水化学の役割
積水化学工業株式会社は、現地に主任技術者を配置し、日常的な維持管理業務を行うことでプロジェクトをバックアップします。また、下水道管路のPPP事業での豊富な経験を活かし、業務全体のマネジメントを支援することで、より高品質なサービスの提供を目指しています。
特に、積水化学は「安心・安全、持続可能な下水道サービス」の提供を重視しており、自治体との連携を通じて、下水道が抱える多様な問題の解決に取り組んでいます。
もっと知りたい下水道の官民連携
水の官民連携(ウォーターPPP)は、公共と民間が共同で水関連の事業運営やサービス提供を行う形態を指します。今回の事業は、その中でも「レベル3.5」に分類され、技術的なマネジメントや維持管理に重点が置かれています。
特に、下水道管路の長期契約、性能発注、そして維持管理と更新を一体で行うことが特長で、これにより長期的なコスト削減とサービス向上が期待されています。
未来を見据えて
この共同発注案件は全国初の試みであり、大阪狭山市と河内長野市の連携は、他地域へのモデルケースとなることでしょう。官民連携の進化は、今後の地域インフラの在り方にも大きな影響を与えると期待されます。
二つの市が手を取り合い、持続可能な水管理の実現を目指すこのプロジェクトは、多くの関心を集めることでしょう。両市の今後の取り組みに期待が寄せられます。