2025年の「むすびの旗プロジェクト」が松坂屋上野店で初公開
2025年に制作された大きな「むすびの旗」が、松坂屋上野店でお披露目されることが決まりました。このプロジェクトは、東日本大震災の影響を受けて始まり、岩手県大船渡市の小学生と東京都台東区の谷中小学校の子どもたちが共同で制作に取り組んできたものです。特に今年は「さくら」をテーマにしており、その魅力が体現された旗が公開されます。
「むすびの旗プロジェクト」の背景
「むすびの旗プロジェクト」は、東京藝術大学の美術学部デザイン科が主催として、2014年にスタートしました。このプロジェクトは、震災後の復興の象徴としての役割も担い、岩手と東京の子どもたちが互いに理解を深めることを目的としています。毎年の制作を通じて、発信力と創造力を育む機会となっているのです。
プロジェクトのスタート地点となったのは、松坂屋上野店でのワークショップ。当初は地元のウィークショップとしての顔がありましたが、次第に成長し、全国的なプロジェクトに発展しました。
2025年作品の制作過程
今年で12年目を迎える「むすびの旗プロジェクト」。このたび制作された旗は、縦約2メートル、横約3メートルの大きさで、約半年の期間をかけて小学生たちが楽しく互いに交流しながら完成させました。岩手県の大船渡市立盛小学校と猪川小学校、そして東京都台東区立谷中小学校の子どもたちが、一緒に「さくら」のデザインを考え、各自の思いを込めて描きました。特に大船渡市では鮮やかなピンクの桜を、谷中では白に近いソメイヨシノを意識して表現したのが印象的です。
お披露目の詳細
作品は、松坂屋上野店の「上野さくらまつり」と連動して展示されます。展示期間は2025年3月4日(水)から4月7日(火)までで、店内の8階では実物の「むすびの旗」が公開されるほか、館内各所に同じデザインの装飾が施され、訪れる人々を楽しませます。また、屋外では縦約20メートル、横約4メートルの大きな広告幕が掲げられ、その壮大さと美しさにも注目です。
制作の様子
プロジェクトの制作過程では、大船渡の子どもたちが桜の下絵を描く光景が見られました。彼らは各自の思い思いの形で桜を表現し、色とりどりの絵の具で花を咲かせていきました。この共同作業を通じて、子どもたち自身も大きな成長を遂げたことでしょう。
さいごに
今年の「むすびの旗プロジェクト」により、異なる地域の小学生たちが結びつき、震災の記憶を忘れずに育っていくことが期待されます。松坂屋上野店でのお披露目は、彼らの努力の結晶を広く知ってもらい、更なる理解を促す大切な機会となるでしょう。