おいしい笑顔プロジェクト
2021-03-02 15:22:43

おいしい笑顔プロジェクトが目指す海の活性化と飲食店支援の取り組み

おいしい笑顔プロジェクトとは



現在、日本の飲食業界は新型コロナウイルスの影響を受け、多くの店舗が苦境に立たされています。そんな中、一般社団法人日本居酒屋協会は、「おいしい笑顔プロジェクト」を開始し、飲食店、流通業者、漁業の生産者の連携を促進しています。このプロジェクトは、売上減少など厳しい状況に置かれている飲食店を支援し、同時に海の豊かさを守る活動でもあります。

プロジェクトの背景



水産庁が推進する「令和2年度水産物販売促進緊急対策事業」の一環として始まったこのプロジェクトは、販路を失った水産業者と飲食店をつなげることを目的としています。コロナ禍に伴う食材の取引減少や市場における不適切な価格の流通は、川上にいる生産者にも影響を与え、結果として商品廃棄や在庫過剰を招いています。

日本の海の資源を守り、持続可能な漁業を実現するためには、まずは消費者が美味しい魚を味わって知ってもらうことが必要です。このプロジェクトは、飲食店が主役となり、消費者に新鮮で美味しい水産物を提供し、その結果、漁業者へのエールとなることを目指しています。

SDGsの目指す方向性



プロジェクトは、持続可能な開発目標(SDGs)の目標14「海の豊かさを守ろう」とも密接に関連しています。日本人は普段から豊富な魚介類を消費していますが、漁業についての知識は薄いのが現状です。美味しい魚を通じて、消費者に漁業や海の環境について考えるきっかけを提供したいという願いがあります。具体的には、私たちが意識して魚を選び、食べることによって未来の海と水産資源を豊かにすることが可能になるのです。

このプロジェクトは2021年3月12日から3月17日までの間に、多様な飲食店で開催されるフェアを通じて、様々な水産物を堪能できる機会も提供します。参加店舗でのメニューは店舗により異なるため、訪れる際には公式サイトをチェックするのがおすすめです。

実施店舗とフェア内容



参加する店舗は、東京都内の渋谷や池袋、新宿などに広がり、魚貝百貨店魚利善やアガリコオリエンタルビストロ池袋など、魅力的な飲食店が多数参加しています。それぞれのお店で、地魚を使った特別メニューが用意されており、訪れた方々は新鮮な魚介料理を楽しむことができます。

このプロジェクトでは、焼き魚、刺身、煮物など、魚の多様な調理法を提案し、家族や友人と共に楽しむ食文化を促進します。参加店舗に足を運ぶことで、消費者は美味しさを体験しつつ、漁師たちや水産業者へのサポートにもつながります。

日本居酒屋協会の役割



一般社団法人日本居酒屋協会は、居酒屋業界の発展とネットワーク化を推進する組織です。彼らは、飲食店が抱える課題についての相談窓口となり、また料理人の育成を目指して様々な取り組みを行っています。この協会は、生産者との繋がりを大切にし、飲食業界全体の活性化を目指しています。彼らの活動を通じて、飲食文化の底上げと、地域活性化が期待されています。

プロジェクトを通じて、意識的に海の恵みを楽しむことが持続可能な社会の実現に繋がることを願っています。美味しい食事で、私たちの健康を支えつつ、環境への配慮も同時に実現するプロジェクトは、ぜひ気にかけていただきたいですね。

会社情報

会社名
株式会社インタープレイ
住所
神奈川県川崎市中原区新丸子東3-1100-12 M4602
電話番号
090-9003-7378

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。