“絆ウォーク”開始
2021-03-17 13:55:31
東北復興支援“絆ウォーク” 相馬市スタートイベントレポート
東北復興支援「絆ウォーク」相馬市での始まり
東日本大震災から10年が経つ今年、福島県相馬市で「東北復興支援“絆ウォーク”」がスタートしました。このイベントは、一般社団法人日本ウオーキング協会と公益財団法人日本レクリエーション協会などが協力し、被災地の現状を広く知ってもらうことと、東北地域のさらなる発展を目指すものです。ウォークの起点となったのは、相馬市にあるスポーツアリーナそうまです。
概要と目的
このウォークでは、福島から青森まで、約570キロの道のりを踏破する実踏隊が編成され、11月末までにゴールを目指します。期間中、福島県、宮城県、岩手県、そして青森県を横断し、各地で復興の様子を発信することが目的です。開会式には約200人の一般参加者も訪れ、ウォーキングやレクリエーション体験など、楽しいプログラムが展開されました。
開会式の様子
開会式では、実行委員会の谷口博昭会長が挨拶を行い、ウォークの目的に賛同する全国の人々に復興の姿を伝えたいと熱意を語りました。また、福島復興再生総局の末宗徹郎副会長も挨拶し、震災後の困難な状況にも関わらず、地域の連携を続けていることへの感謝の意を表しました。相馬市の市長、立谷秀清さんの談話では、災害に見舞われた経験から、今後も地域の絆を強め、復興を続けていく重要性が強調されました。
特別ゲストの参加
このイベントには、特別ゲストとして元巨人軍選手の鈴木尚広さん、ラグビーワールドカップ2015日本代表の真壁伸弥さん、お笑い芸人のレギュラーさんたちが参加しました。鈴木さんは、地元出身としての誇りや、震災からの教訓を次世代へ伝えていく必要性を述べました。真壁さんも10年にわたり東北支援を行ってきた実績を誇り、参加者に力強いメッセージを送りました。レギュラーさんも健康に気をつけながらスクエアでのイベントを楽しむ重要性を提唱しました。
地元ジュニアサッカーチームの応援
相馬で活動するジュニアサッカーチーム「相馬サッカークラブ jr.」からもエールが送られ、主将の菅野君が未来の相馬市をスポーツで明るくすることを望むメッセージを伝えました。このように、地域からの声援が多く寄せられています。
実踏隊の意義
「絆ウォーク」の実踏隊は、日本ウオーキング協会及び東北4県ウォーキング協会の会員で構成され、リレー形式でのウォーキングを行います。また、実施中には16の市町でのイベントが予定されており、地域住民との交流を深めながら復興の輪を広げていきます。イベントは、相馬市から青森市への約570キロの道のりを8ヶ月かけて完結する予定で、道中にはオンラインアプリを用いた情報発信も行われる見込みです。
この取り組みは、ただ単に歩くためのイベントではなく、被災地の現在を知り、未来を支えるための大切な活動です。心の絆を深めるこのイベントを通じて、東北地域の復興を皆で支えていきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本ウオーキング協会
- 住所
- 東京都文京区湯島2-25-7 ITP本郷ビル6F
- 電話番号
-
03-5816-2175