Classiが新たに提供する機能
Classi株式会社が4月から新たに「申請・提出物」機能と「カスタム名簿」機能を導入します。この導入により、学校運営における業務効率化が期待されます。
背景と課題
学校現場では、部活の入部届や公欠届、住所変更、学割発行申請に至るまで多岐にわたる申請が行われてきました。これらは通常、紙の申請用紙を生徒が持ち帰り、保護者が押印した後、再度学校に提出するという手順を踏む必要があります。このプロセスはとても煩雑で、個人情報の流出リスクや申請用紙の紛失といった問題も抱えていました。教職員にとっても、情報管理が多くの負担となっていました。
デジタル化が進む現代において、このようなアナログな手続きは時代遅れであることは明白です。政府も2023年のデジタル行財政改革において、学校での押印を廃止する方針を打ち出しました。これを受けて、Classiは「申請・提出物」および「カスタム名簿」を通じて、学校にデジタルソリューションを提供することを決定したのです。
新機能の概要
申請・提出物機能
この機能では、申請や提出に関する情報の電子化を実現します。保護者や生徒はリアルタイムで申請や情報のアップデートが可能となり、電子的な押印や承認も行えるようになります。これにより、従来の紙媒体による紛失や放置といったリスクを大幅に削減します。また、教職員は常に最新の提出状況や履歴を把握できるため、業務の透明性が向上します。
カスタム名簿機能
カスタム名簿機能は、生徒に関連するさまざまな情報を一元管理するためのツールです。この機能によって、教員は必要な情報を迅速に確認でき、データ出力が可能になります。教員同士の情報共有もスムーズで、同じ情報を何度も尋ねる必要がなくなるため、業務効率が著しく改善されます。
効果と展望
新機能は2025年4月に正式導入予定ですが、現在はトライアル版が131校で活用されています。すでに300校以上が興味を示しており、トライアルを通じて教員や生徒からも好評を得ています。導入した学校からは、申請や情報管理にかかる業務時間を約50%削減し、先生が生徒と向き合う時間を増やすことができたとの声も聞かれます。
Classiの方針
今後もClassiはテクノロジーを駆使して教育現場に貢献するプロダクトの開発に注力し、「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」ことを目指します。教育プラットフォーム「Classi」を利用する全ての学校にとって、デジタル化は避けて通れない道です。その先駆けとして、Classiの新機能は多くの期待を集めています。
詳細は
Classi公式サイトをご覧ください。