Green Carbonと八芳園ホールディングスの業務資本提携
最近、Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤)が株式会社八芳園ホールディングス(代表取締役:長谷晴義)と資本業務提携を締結しました。これは、日本の地域協働を発展させ、次世代に向けた「地域価値共創モデル」を構築することを目的としています。
提携の背景
Green Carbonは、農業や森林、畜産などの自然資本を活用し、カーボンクレジットの創出と地域のGX支援に力を入れています。この取り組みを通じて自然本来の力を科学的に可視化し、その価値を地域に還元する仕組みを全国で推進しています。一方、八芳園ホールディングスは、東京・白金台に位置する400年以上の歴史を持つ日本庭園「八芳園」を中心に資産管理・運用を行っており、特に鳥取県とは深いつながりがあります。
両社は、今までに鳥取県で地域協働を深化させ、環境価値・文化価値・地域価値を結びつける新しい共創パートナーシップを築こうとしています。これは単なる資金提供に留まらず、持続可能な地域の未来を共に築くための重要なステップです。
これまでの取組み
すでに両社は、八芳園ホールディングスの340haに及ぶ社有林を対象とした森林管理プロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトでは、Green Carbonが二酸化炭素の吸収量の算定やJ-クレジットの登録・認証を支援し、初年度のクレジット発行も完了しています。
プロジェクト詳細
- - プロジェクト名:鳥取県社有林における森林管理プロジェクト
- - 対象面積:339.77ha
- - 認証期間:2023年4月1日〜2039年3月31日
この協働モデルは「森林保全の価値を可視化し、地域に還元する」ものとして高い評価を受けています。今回の資本業務提携は、この取り組みを全国に広げる一歩となります。
今後の展望
提携後の活動は、以下のような取組みを柱として進められます。これを通じて森林や農業、文化に根ざした地域価値を社会に伝え、持続可能な未来を実現します。
1.
森林クレジットを活用した企業協働モデルの構築
社有林を基にした企業協働の森林保全モデルを両社で共同開発。これにより、グループのサステナビリティ戦略も充実します。
2.
企業・教育・地域連携プログラムの共創
地域交流や自然体験を通じて、企業と地域関係者が参加できるプログラムを共同開発します。
3.
カーボンニュートラルをテーマにした商品・ブランドの共同開発
イベントや商品開発を通じて、都市と地域の相互関係を深めていき、地域の特性を活かした新しい商品を創出します。
両社は自然と地域の未来を共に支援し、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を加速していきます。
Green Carbon株式会社について
- - 設立:2019年12月
- - 所在地:東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
- - 事業内容:カーボンクレジットの創出・販売、農業関連事業、ESGコンサルティングなど
公式ウェブサイト:
Green Carbon
八芳園ホールディングスについて
- - 設立:1943年
- - 所在地:東京都港区白金台1-1-6
- - 事業内容:土地管理・資産管理
両社の提携は、地域社会からの期待を受けつつ、未来志向の環境保全活動を進めていく重要な一歩です。