八天堂とPlan・Do・Seeが新たに挑戦
八天堂、株式会社Plan・Do・See、マイナビ農業が手を組み、食品ロス削減と持続可能な農業支援を目的としたスイーツを誕生させました。この取り組みの第一弾、「丹波栗くりーむパン」と「ミガキイチゴくりーむパン」が2025年、2026年に全国八天堂での発売を予定しています。
新しい味わいの誕生
「丹波栗くりーむパン」は2025年9月1日から販売を開始し、続いて「ミガキイチゴくりーむパン」が2026年3月1日から順次展開されます。これらは、規格外の高品質農作物である丹波栗やミガキイチゴを使用し、農業支援という理念をもとに開発されています。
日本では、毎年612万トンもの食品が廃棄されており、その中には見た目やサイズが理由で市場に出回ることのない農作物が多く含まれています。この共同プロジェクトは、そうした「規格外品」を活用することを目的にしており、生産者との密接な連携による革新的な取り組みとなっています。
地域の魅力を再発見する「ご馳走旅」
本プロジェクトは、Plan・Do・Seeが展開する「ご馳走旅」の一環として位置づけられています。「ご馳走旅」は、シェフが直接産地に足を運び、地元の優れた食材を探求する取り組みです。このように、日本各地の魅力的な食文化と生産者との出会いを大切にしています。
規格外品の活用と持続可能な農業
「丹波栗」と「ミガキイチゴ」は共に通常の市場では値が付かないことが多いものの、高い品質が評価されています。両社は、農家の経済的安定にも寄与するべく、規格外品を活用した商品開発を進めています。この取り組みは、消費者だけでなく、生産者にも恩恵をもたらす重要な活動です。
限定商品や一部店舗の展開
また、二種類のくりーむパンに加え、兵庫県丹波市産の「丹波栗のミルフィーユ」も限定で提供予定です。こちらはPlan・Do・Seeの高級レストランやホテルで楽しめ、日本の食材の持つ真の魅力を引き出す一品として登場します。提供期間は2025年10月1日から11月30日までとなっており、全国数店舗で味わうことができます。
今後の展望
八天堂とPlan・Do・See、マイナビ農業のコラボレーションによって、食を通じた持続可能な価値創出が進む期待が寄せられています。規格外品の有効活用により、生産者の収益向上や食品ロス削減を加速させ、より持続可能な未来を目指していくことに期待が高まるばかりです。
総括
「くりーむパン」として具現化されるこの新たなプロジェクトは、ただのスイーツにとどまらず、農業の現実を知るきっかけや、新しい食文化の創造に繋がる大きな第一歩です。これからも注目が集まるこの取り組み、ぜひご期待ください。