新型RFIDリーダーの誕生
2025-09-01 16:26:44

スマートフォンを活用した新型RFIDリーダーの登場と新ソリューションの提供開始

スマートフォン用RFIDリーダー「ASR-M30S」が登場



株式会社アスタリスクが、2025年10月から出荷を開始する新型RFIDリーダー「ASR-M30S」を発表しました。本製品は、スマートフォンに取り付けるカバーケース型のUHF帯RFIDリーダーで、充電不要のバッテリーレス設計が特徴です。これにより、軽量で薄いデザインを実現し、使用時の負担を軽減します。

特徴と利点


「ASR-M30S」は、トヨタ自動車の生産工場など、信頼性が求められる現場でも導入実績のある従来モデルである「ASR-030D」の後継機種です。その特徴は大幅な設計革新により生まれました。例えば、従来モデルの約2倍の長い読み取り距離を実現し、作業効率を大幅に向上させています。また、最新のRFID規格「Impinj Gen2x」にも対応しており、より高度なタグ情報の読み書きが可能です。

新サービス「FIND AsCode」の登場


合わせて、破損したRFIDタグを効率的に発見する新しいソリューション「FIND AsCode」も提供が始まります。RFID運用における問題点として、物理的な衝撃や圧迫でタグが破損することがありますが、これは出荷時や製造ラインでの工程でしばしば発生します。従来、破損したタグの発見には多大な時間と労力を要していました。

アスタリスクは、これを解決するために独自の超高速読み取り二次元コード技術「AsCode」を開発しました。この技術をRFIDの識別コード「SGTIN」と組み合わせることで、RFIDリーダーで正常なタグを読み取る一方で、破損タグが疑われる物品についてはスマートフォンのカメラを使って「AsCode」を読み取ります。これにより、混在する物品の中から破損タグを迅速に見つけ出し、運用の混乱を最小限に抑えることができるのです。

将来的な展開


アスタリスクは、自社でもRFIDを活用した商品管理を実践しており、現場での運用の困難を直接把握した上で製品開発に活かしています。関連技術については特許出願も進めており、国内市場に向けて製品とサービスをまず提供、その後はアメリカやヨーロッパを含むグローバル市場への展開を検討しています。RFIDの導入がもたらす効率化をさらに進め、顧客のサプライチェーン全体の高度化にも寄与することを目指しています。

まとめ


「ASR-M30S」および「FIND AsCode」は、業務の効率化とRFIDタグ管理の革新を実現するための重要なステップです。これにより、高い信頼性が求められる現場でもスムーズな運用が可能となり、今後の展開が大いに期待されます。さらに詳細な情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社アスタリスク
住所
大阪府大阪市淀川区木川西2丁目2-1AsTech Osaka Building
電話番号
050-5536-1185

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。