ブレインテックで社会課題解決!旅行業界が挑む「脳体力」向上とは?
「認知機能の見える化」で社会課題の解決を目指すブレインテックベンチャー、株式会社トータルブレインケア。同社が開発した「脳体力トレーナーCogEvo」は、体重計や血圧計のように気軽に認知機能をチェックできる画期的なサービスです。
このCogEvoを活用し、様々な業界とのコラボレーションが加速しています。今回は、来年創業120周年を迎える大手旅行会社・株式会社日本旅行との取り組みについて、同社代表取締役社長の小谷野悦光氏にインタビューを行いました。
旅行業界の転換点とCogEvo導入の背景
新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本旅行の主力事業である旅行事業は大きな打撃を受けました。そこで同社は、中期経営計画でソリューション事業に人材をシフトし、ツーリズム事業と両輪の事業ポートフォリオ経営へと転換を図りました。
ソリューション事業のキラーコンテンツとして、CogEvoを軸にした認知機能向上支援に着目したのです。自治体の予防事業や企業の健康経営を支援することで、新たな事業領域を開拓しようとしています。
CogEvo導入による期待効果
日本旅行では、CogEvo導入によって以下の効果を期待しています。
従業員の健康増進と生産性向上: 認知機能の向上は、従業員の集中力や記憶力、判断力を高め、ひいては仕事のパフォーマンス向上に繋がる。
高齢者の健康寿命延伸: 高齢者の認知機能低下予防は、健康寿命の延伸に大きく貢献する。
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地域社会の活性化: 認知機能向上プログラムを通じて、地域住民の健康増進を図り、地域社会の活性化に貢献する。
今後の展望
日本旅行は、CogEvoを活用したソリューション事業を積極的に展開することで、社会課題解決に貢献していくことを目指しています。
CogEvoは、旅行業界にとどまらず、様々な業界において活用されることが期待されています。ブレインテックは、私たちの社会をより良い方向へと導く可能性を秘めていると言えるでしょう。