留学生が忍法体術を体験し日本の伝統を学ぶ
大阪府東大阪市の近畿大学では、交換留学生を対象にした『武道プログラム』が行われています。このプログラムでは、日本のさまざまな武道を学ぶことができ、留学生は武道を通じた歴史や文化に触れることができます。特に、令和7年(2025年)12月4日には、日本の忍者文化が根付く伊賀市から講師を招き、特別な『忍法体術』体験が行われます。
近畿大学の『武道プログラム』とは?
このプログラムは平成31年度(2019年度)から始まり、毎年多くの留学生が参加しています。武道の基礎知識を学んだ後、剣道や空手道、柔道など、実践的な内容を通して日本文化に対する理解を深めるのが特徴です。今年度のプログラムは令和7年(2025年)9月11日から全15回にわたって行われ、侍についての講義や、武道体験が広範に行われています。
忍法体術体験の概要
特に注目すべきは、伊賀市から招かれる忍法体術の専門家、三橋源一氏による指導です。三橋氏は武道のトップランナーであり、日本忍者協議会でも活躍しています。彼の指導の下、留学生たちは忍術を体験することができ、日本の伝統文化への理解を深める貴重な機会となるでしょう。これにより、留学生は単に武道を学ぶだけでなく、日本の文化と精神性をも体感することができます。
地域振興との連携
このプロジェクトは、近畿大学と伊賀市の包括連携協定にも基づいています。地域振興の一環として、伊賀市の忍者文化を世界に発信することを目指しています。忍法体術の体験を通じて、留学生が日本の伝統文化を理解することは、国際交流の促進にもつながる重要な取り組みです。
実施日程・詳細
この特別講座は、以下のように実施されます:
- - 日時:令和7年(2025年)12月4日(木)16:45~18:15
- - 場所:近畿大学東大阪キャンパス内の空手道場
- - 対象:武道プログラムを受講する交換留学生約10名予定
留学生の声
参加する留学生たちは、忍法体術を通じての日本文化の学びを非常に楽しみにしています。多様な文化に接することで、自国の文化との違いや共通点に気付くことができるでしょう。この経験が、彼らの将来にどのような影響を与えるのか、今から非常に楽しみです。
まとめ
近畿大学の『武道プログラム』は、その特徴的な内容と深い文化的意義から、留学生にとって非常に価値ある経験を提供します。忍法体術を通じて、日本の伝統文化に触れる機会を持つことで、彼らの国際的な視野を広げ、より深い理解を促すことが期待されます。このような取り組みを通じて、文化の架け橋となる留学生たちが育っていくことを期待しています。