愛媛大学附属高校・万年日曜チームが知事訪問
2024年10月20日に実施された『スポGOMI甲子園2024愛媛県大会』で見事な成績を収めた愛媛大学附属高等学校の「万年日曜」チームが、愛媛県の中村時広知事を表敬訪問しました。この訪問は、優勝を果たした成果を報告する機会として行われ、地域のごみ問題への意識改革としても重要なイベントとされています。
スポGOMI甲子園とは
『スポGOMI甲子園』は、15歳から18歳の高校生たちが3人1組となり、規定エリア内のごみを拾うというユニークな競技です。制限時間は60分で、拾ったごみの質や量がポイントとなります。このイベントは単なるスポーツとしてではなく、環境問題に対する意識を高めることを目的としています。仲間たちと楽しみながら、ごみ拾いに参加することで、参加者自身が地域や海のごみ問題を身近に感じることを促します。
表敬訪問の概要
愛媛県庁での訪問は2024年11月28日の11時45分から行われ、同日プログラムには会談、フォトセッション、取材が含まれていました。中村知事からは、愛媛県における海洋ごみの深刻な状況についての話がありました。具体的には、南予地域で軽トラック32,000台分のごみが捨てられており、愛媛県全体では33,000台分にも上るという調査結果が報告されました。
知事のコメントと万年日曜チームの意気込み
万年日曜チームは、オリジナルの分別回収BOXを自ら作成し、大会に臨みました。この戦略は全国大会でも活用する予定で、「全国大会でもこの分別BOXを使って、3人で協力して頑張ります!」と熱い意気込みを表しました。愛媛大学附属高校は、2021年に全国大会優勝、2022年には準優勝を果たすなど、その実力は全国的にも知られています。
そして全国大会へ
万年日曜チームは12月1日に東京都で開催される全国大会に出場します。この全国的なイベントへの参加は、海洋ごみ問題への関心をさらに高める機会となります。
プロジェクトと団体概要
このスポGOMI甲子園は、日本財団の「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として推進されています。このプロジェクトの目標は、各個人が海洋ごみの問題を自分ならではの問題として認識し、「これ以上、海にごみを出さない」という社会全体の意識を向上させることです。
一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションがこのイベントを企画し、多くの高校生たちが地域の環境問題に取り組む機会を提供しています。詳細については
こちらをご覧ください。
愛媛県の環境問題を考える一歩として、万年日曜チームの活動や意気込みに注目が集まります。彼らの挑戦が全国に広がることを願っています。