AIアシスタントとクラウド録画が実現する新たな働き方
建設業界における労働力不足が深刻化する中、MODE, Inc.とセーフィー株式会社の新たな提携が現場管理のスタイルを変えようとしています。2024年9月1日より開始されるこの連携は、AIアシスタント「BizStack Assistant」とクラウド録画サービス「Safie」を結びつけ、日々の業務に革命をもたらすことが期待されています。
労働人口の減少とDXの必要性
1997年をピークに、建設業界では労働人口が約30%も減少しています。さらに、働き方改革関連法に伴い、2024年4月からは時間外労働の制限が始まります。このような環境において、DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入が急務となり、多くの企業が最新技術を取り入れようとしています。
MODEは、AI技術とIoTデータを活用し、現場の状況をリアルタイムで把握するための手段を提供しています。これにより、作業現場の管理が効率化され、生産性向上に繋がります。
自然言語での簡単操作
VARのシステム連携によって、「BizStack Assistant」に対して自然言語で指示を与えるだけで、Safieが録画した映像を見ることができるようになります。たとえば、「現場AのカメラBの映像を見せて」といったコマンドを入力すれば、その映像がチャット上で表示され、瞬時に状況を確認することが可能です。これにより、現場の状況把握やトラブル対応が一層迅速に行えるようになります。
新たなデジタルツイン化の可能性
Safieのクラウド録画サービスを使用しているユーザーは、他のセンサーやIoTデータを追加することで、現場全体のデジタルツイン化が実現でき、より広い範囲のデジタル化を進めることができるようになります。業務に不慣れな方でも、AIアシスタントを使えば、手軽に録画データにアクセスできるため、安心して業務を進めることができます。
MODE CHANGE 2024での発表と体験
新たな連携が始まることを記念して、MODEは「MODE CHANGE 2024」を開催します。このカンファレンスでは、セーフィーのCEO佐渡島隆平氏とMODEのCEO上田学氏によるパネルディスカッションも予定されており、連携システムの実際の操作体験も提供されます。開催は2024年9月5日、東京都千代田区にて。興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
Safieについて
Safieは、カメラとインターネットを繋ぐことで、どこからでも映像を確認できるクラウド録画サービスです。企業や個人が映像を利用して意思決定を行うことを支援し、さまざまな業界におけるDXを推進しています。特に小売業、建設業、製造業、医療など幅広い分野での利活用が進められています。
最後に
新たに始まるAIアシスタントとクラウド録画の連携は、今後の建設業界をはじめ、多くの業界における働き方を一変させる可能性を秘めています。これまでのような働き方から新しいスタイルへの移行が進む中、企業のデジタル化を加速させるこの取り組みは注目に値します。日々の業務をより円滑に行うためのツールとして、あなたもこの新しいスタイルを体験してみてはいかがでしょうか。