限りある資産形成のサポーター
2024年6月末、株式会社ベター・プレイスが運営する「はぐくみ企業年金」の加入者が7万人を突破しました。福祉業界を中心としたこの企業年金は、従業員の将来の資産形成を目的とした制度で、設立からわずか6年で成長を続けています。
「はぐくみ企業年金」制度の概要
「はぐくみ企業年金」は、確定給付企業年金法に基づく企業年金基金です。主に福祉業界の従業員の資産形成を支援するために設計されており、保育や介護を含む6つの業界団体から推奨されています。さらに、地方銀行をはじめとする金融機関との提携を通じて、全国の中小企業への導入を促進している点が特徴です。
2024年6月末の時点で、加入者数は71,067人、導入法人数は2,467、加入事業所数は2,805に達しています。この数値からも、急成長の様子が伺えます。特に、直近3ヶ月間では約1万人の新たな加入者が増えたという迅速な拡大ぶりが注目されます。
加入者数増加の背景
加入者数の増加は、いくつかの要因によって支えられています。まず、多くの金融機関と提携したことによって、地方の経営者たちに企業年金の重要性を浸透させたことが挙げられます。今の経済情勢において、インフレが続く中、資産形成に対する意識が高まっていることも背景にあります。
さらに、同社が開発した「はぐONE」という企業年金のワークフローをデジタル化するシステムによって、労務担当者の負担を軽減できたことも、企業から高く評価されています。このシステムを活用することで、多くの企業が福利厚生を強化し、従業員のエンゲージメントを向上させています。
実際に、「はぐくみ企業年金」を導入した企業では、従業員の加入率が70%を超えており、企業は従業員の将来をサポートする強力なツールとして重宝されています。
企業年金制度のメリット
「はぐくみ企業年金」は、厚生年金被保険者であれば誰でも加入可能で、特にコストを抑えながら企業年金制度を構築しやすいのが魅力です。この制度の導入により、人手不足が深刻化している福祉業界での人材確保や定着に寄与することが期待されています。従業員側としては、投資知識がなくても始められ、元本が保証されている点が大きな安心感です。
特に、60歳以上でなければ受け取れない他の年金制度(企業型DCやiDeCo)とは違い、「はぐくみ企業年金」では退職や育児・介護休業中にも資金を受け取ることができるため、従業員から非常に支持を集めています。
地域貢献と企業理念
株式会社ベター・プレイスは、「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会をつくる」という理念のもと、一般人が「お金の心配なく」自分らしく働ける社会を目指しています。企業年金未導入の中小企業の従業員が抱える資産形成の不安を解消するため、「はぐくみ企業年金」を通じて将来の希望を育成する取り組みを進めているのです。
今後も、福祉業界を中心に、「はぐくみ企業年金」の導入を促進し、企業及び従業員の双方にとって持続可能な資産形成の道を築くことを目指していきます。これからの福祉業界と中小企業の未来がどのように変わっていくのか、目が離せません。
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