新たな投票支援プラットフォーム「JAPAN CHOICE」
2025年に行われる参議院議員選挙に向けて、NPO法人Mielkaが提供する「JAPAN CHOICE」が全機能を公開することになりました。このプラットフォームは、投票の質向上を目指し、必要な情報を集約したツールとして注目されています。
JAPAN CHOICEの全貌
Mielkaは、「これさえあれば投票に行ける」をテーマに掲げ、膨大な政策情報を「見える化」して提供しています。過去の国政選挙においては400万人以上のユーザーが利用しており、その信頼性が伺えます。7月初旬には、各政党の政策を知るための「投票ナビ」、政策の比較を容易にする「政策比較」、世論を可視化する「世論地図」などの全機能が公開される予定です。
じっくり投票ナビのリニューアル
今回の改良では、「じっくり投票ナビ」という新機能が追加され、かつての投票ナビが大幅にアップデートされました。新しい投票ナビは、直感的に選べる5択の質問形式を取り入れ、政治や社会をより身近に感じられるコンテンツに進化しています。この機能を使うことで、友人や家族と共に政治について話し合うきっかけが生まれますし、SNSでのシェアも可能です。
16タイプでの診断
この「じっくり投票ナビ」では、約70問の設問に対する回答を通じて自分の政治的な傾向を16タイプに分類して診断します。経済や外交、安全保障といった多面的な視点から自分のスタンスを理解することができ、各政党との一致度をレーダーチャートで明示します。これにより、「どの政党に近いのか」だけでなく、「自分はどういうタイプの考え方を持っているのか」という自己理解も促進されます。
簡素な設問で誰でも利用しやすい
「簡単投票ナビ」というよりシンプルな形式もあり、わかりやすい設問を通じて、政治に対する距離感を縮める内容となっています。たった15問に答えるだけで、政党とのマッチング度が分かります。このアプローチにより、政治にあまり関心がない方でも気軽に参加できるよう配慮されています。
自分ごととしての政治体験
「じっくり投票ナビ」の目的は、政治的な立場を単純に左右に分けるのではなく、多面的な視点から捉えることです。自分の意見がどのように政治や社会に関わっているのかを知ることで、ニュースや社会問題が「他人事」ではなくなります。また、自分とは異なる考えを持つ人々への理解を深める助けにもなるでしょう。
JAPAN CHOICEの歴史
「JAPAN CHOICE」は2017年からスタートし、特定のイデオロギーに偏らない公平な情報提供を目指してきました。有権者が自らの投票を主体的に行えるための道筋を示すことを目的とし、約400万人のアクティブユーザーに支えられてきました。今回のアップグレード版も、その目的を達成するための重要なステップです。
NPO法人Mielkaについて
NPO法人Mielkaは、政治とテクノロジー、教育を軸に活動する組織で、2014年の設立から11年目を迎えました。私たちは、有権者が容易に政治情報にアクセスできることが、民主主義の成熟において重要だと考えており、政治的中立の立場から活動を続けています。設立からの活動を通じて、日本の未来のために政治教育を進めています。
このように、NPO法人Mielkaが提供する「JAPAN CHOICE」や「じっくり投票ナビ」は、政治に興味を持つきっかけとなることを目指しています。これを通じて、多くの人々が投票に参加し、自らの意見を持てるようになることを期待しています。